第9話では、とうとうファプタがイルぶる村に入ってきてしまいました。
ワズキャンの誘導にまんまとハマり、レグは火葬砲を撃たざるをえない状況に陥ってしまいました。
これが過去に預言者と言われたワズキャンのなせる技なのでしょうか。
村にファプタが入ってきた時、ファプタを見つめる村人達が皆心を震わせただ見つめていました。
マジカジャもとても喜んでいましたが、体が入れ物でなければ涙を流していたかもしれません。
ファプタの可愛さと恐ろしさ
今までかわいい姿を多く見せてきたファプタですが、本領を発揮し始めましたね。
それにしても、前半のファプタは可愛すぎました。
レグに撫でてもらってくつろいだり、レグの頬に噛み付いたりして、こんなかわいい動物いる?と思ってしまいました。
しかし、村の入り口に入ってきたファプタの神々しさは恐ろしいものでした。
そしてファプタの目についてなのですが、どうやら二重構造になっていることがわかりました。
表の瞼は肌と同じ褐色で、普通に開いたり閉じたりしますが、その下に白い瞼があるみたいです。
ファプタの下瞼に、白い筋ができるのはこの白瞼のせいだったんですね。

ファプタの目に人離れした何かを感じるのは、この構造の違いから来るところもあるかもしれません。
そしてさらに、久我美咲さんの演技も凄まじいもので、村人だけでなく多くの視聴者を圧倒させたのではないでしょうか。
ヴエコとバッコヤン
漫画だとみにくい感じでしたが、アニメではワズキャンが来る前にバッコヤンがヴエコに話しかけようとしていましたね。
人間であった時、仲が良かった二人ですが、話しかけることはできなかったのでしょうか。
その後バッコヤンは、リコとワズキャンが何を話していたか別の村人と尋ねていました。
バッコヤンもこうなる前は、ヴエコ達と同じオースの言葉を喋っていたはずですが、150年イルぶる語に慣れ親しんだことで忘れてしまったのかもしれません。
三賢達がそれだけ群を抜いた統率力と、頭脳を持っていたと言うことなんですね。
嫌われることを恐れるワズキャン
第9話では、ワズキャンの目的が明らかになりました。
それは、リコに欲望の揺藍を使わせ、村人たちにもう一度奈落の底に冒険に出れるよう誘導することでした。
イルミューイが欲望の揺藍を使ってひどいことになっているのに、また子供を犠牲にしようとしているなんて恐ろしい…。
しかし、ワズキャンがリコがヴエコから村の成り立ちを聞いたことを知り、放った一言は意外でした。
リコ、僕のこと嫌いになちゃったかい?
引用:つくしあきひと「メイドインアビス」竹書房
ワズキャンは、これから利用しようとしている人物に対しても、表面上嫌われたくないということが露わになりました。
皆から注目され、頼りにされることを何よりも大事にしていて、そのためには限りなく嘘を吐いてきました。
OP曲では、イルミューイがワズキャンをみてさりげなく隠れる描写がありますが、一種の腹黒さをイルミューイは感じていたのかもしれません。
しかし、敏感に他人の願いを感じとり、人望を集めていたのも確かなことです。
べラフの記憶の中でも、ワズキャンを大切に思っていて、旅を続ける上でとても頼りにしていたこともわかりました。
ワズキャンの思惑通り、ファプタはイルぶるに入ってきてしまいましたが、果たしてリコ達はどうなってしまうのでしょうか。
ジュロイモーは村の意思
序盤はぽってりした印象のジュロイモーでしたが、ダイエットに成功したようです。
ジュロイモーは、イルミューイの子供達を取り込んで、次の形態に移行しました。
ヴエコに虐待をしていた義父への思惑が形になったもので、現在は三賢として村の意思を実行する係を担っていました。
村に入ってきたファプタに襲い掛かろうとしていましたが、他の村人のようにファプタに見惚れている様子はありませんでした。
ヴエコの記憶から作られていると言うことは、やはりイルミューイを傷つける人物には敵意を向けてしまったのでしょうか?
第9話のエンドカード
第9話のエンドカードを担当されたのは、竹書房で『八月九日 僕は君に喰われる。』を連載されているtomomi先生です。
ファプタとミヤコさんに襲われたらきっと命はないでしょうね。
発狂する二人の怖さが印象的です。
さいごに
ファプタが村にやってきたことで、ベラフは子守唄を歌うのをやめ、ナナチは眠りから覚めました。
斎賀みつきさんが歌う子守唄は美しく、Twitterでも話題になっていました。
ガンジャ隊での悲劇で強く傷ついてしまったベラフですが、弱く傷ついてしまった仲間達のために、あんなに優しく歌ってくれるんですね。
目覚めたナナチとベラフの運命とは?
第10話も見逃せそうにないです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント