メイドインアビス第6巻でミーティーが出てきた時、心底ホッとしたのを覚えています。
もしかしたらミーティーも、これから一緒に旅をするのではという淡い予感を持ちました。
ファプタも最初は友好的だし、可愛いし、戦わずにこのまま仲良く和解することができるのではと期待したこともありました。
しかし、話は地上ではなく絶界のアビスの中、そう簡単に話が動くはずがありません。
第10話では、それぞれの役目を全うする展開が目立ちました。
特に、ナナチとミーティーの別れと、ファプタとレグの過去には涙が滲んだ視聴者も多かったかもしれません。
ナナチの役目
ナナチはベラフのもとに囚われてしまいましたが、ミーティーとお互いの鼻をくっつけて、寄り添う姿はほっこりさせられました。
そして眠りに落ちていたナナチでしたが、目覚めの時がやってきました。
記憶を取り戻したベラフ
ベラフは、イルミューイに自分の全てを奪ってしまうように願ったので、どうやら過去の記憶までもとられていたようです。
しかし、ファプタが帰ってきたことで、イルミューイの意志が動いたのでしょうか。
どうやらベラフの記憶は戻り、ガンジャ隊の旅の記憶はナナチに受け継がれました。
ベラフはその巨躯をボロボロに壊しながらも、ナナチと一緒にファプタの元に向かいます。
ナナチの手でやらなければならなかった
ミーティーは、レグが倒してくれたのだから、わざわざナナチの手でもう一度手を下すこの展開…。
正直鬼畜だと思います。
ナナチはミーティーを殺そうと、何度も何度も手を下していて、苦肉の策でレグにその役目を任せたというのに…
自分の手でやらなくてはいけなかったんですね…。
辛い役目を果たした後に、ピギムウ達が兜を持ってきたところは涙を誘いました。
どうやらピギムウは、ガンジャ隊員だったみたいですが、力を振り絞ってナナチと同じ言葉を喋っていますね。
外に出ても消えないもので作ったということは、相当価値の高いものを支払って作ったのではないでしょうか。
ファプタの使命
第10話のファプタは、恐ろしいファプタと優しいファプタが交互に登場する展開でした。
ガブールンは、ファプタは果てぬ好奇心と尊い呪いを持っていると言っています。
レグに抱きつき甘えるファプタと、村人達を引き裂き血まみれになるファプタを見ると、女の二面性と似通ったものを感じます。
ファプタもナナチと同じように、役目を全うしなくてはいけないんですね。
自分の役目がわかっているからこそ、何かと理由をつけて戦いを避けようとするレグを責めています。
レグの役目とは?
ファプタの回想を見ると、どうやらレグは地上に誰かを探しに行こうとしていたことがわかりました。
ということは、やはりファプタと会ったことは、「目的」ではなく「ついで」だったことがわかります。
そのため、ファプタを拒否することなく仲良く過ごしていました。
胸が出ていることを指摘したくないからこそ、ゴーグルを渡し、最低限のエチケットを守らせようとしています。
そしてレグは、いよいよ6層を離れようとした時、ファプタが最後までお願いを言おうとしているところを遮っています。
最後までファプタの言うことは聞かず、上っ面な言葉を並べ、ファプタと心地よいお別れができるよう誘導しました。
僕からも頼む 約束しよう
戻ってきて 君の宿命に決着をつけたら
共に歩き出すんだ 冒険をしよう!
引用:つくしあきひと「メイドインアビス」竹書房
ファプタはこの言葉をプロポーズのように感じたようですが、レグは多分冒険をするのに良い仲間ができたとしか思っていないことでしょう。
漫画では、薄ぺらい笑顔でファプタに手を振っていましたが、アニメではファプタには見えない角度であからさまに表情を曇らせています。
第10話のエンディングカード
第10話のエンディングカードは、ドラマや映画化もされた大人気漫画『アカギ』の作者である福本伸行先生が担当されました。
ミーティーとナナチが、麻雀に参加していますね。
ナナチが何やら驚いていますが、誰かが王手でもかけたのでしょうか。
いろいろと想像が膨らみますね。
さいごに
レグはファプタの前でポロポロと涙を流し、どうすればいいのかとファプタに問います。
しかし、絶界の生物であるファプタは甘えを許しません。
レグの首根っこを掴み、レグは絶体絶命な状態です。
今後の展開が気になりますね。
第11話の放送も待ちきれません!
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