10話は、テレビに映ったニュースのアナウンスから始まりました。
アナウンサーは、練馬で公安のデビルハンターの戦闘が行われたが、悪魔だけでなく人間との戦闘もあったと伝えました。
パワーは、やかましいとテレビを消しましたが、この演出は漫画にはなく、状況説明が詳しくあってよかったです。
今後もテレビを使った演出が多くなるのではと予想されます。
病室で鞘から刀を抜いたアキは、以前より老け込んだようにみえました。
ライターの火花が散る演出もとても綺麗でした。
デンジに人の心はあるのか?
デンジはアキが一人で泣いているのがわかり、自分に人の心があるか少しだけ考えます。
一般的に、人が泣く時というのは、不憫さを感じた時に泣きます。
デンジは誰が亡くなってもその人がかわいそうだと思わないし、自分もかわいそうな状態にならないから泣かないのかなと感じました。
人の心がない訳ではなく、やはり誰かが死ぬことによって自分が可哀想な状態にならないから、ある意味自立心が高いのではと感じました。
病室で泣くアキ
アキは、人への執着心が高い人物なのだと感じます。
両親の気も積極的にひこうとしていましたし、弟を邪険に扱っていましたが、最終的には一緒に遊んでいました。
そのため、姫野がアキに依存していたように、アキも姫野に深く依存していたことがわかりました。
今まで理性を持って任務をこなし、パワーとデンジの面倒をみていましたが、本話でようやくアキの素顔をみたような気がします。
目を見開きながら、表情をなるべくださずにボロボロ泣く姿は、アキの弱さをあらわしているようでとてもよかったです。
さらに悪魔への憎しみが深くなったアキは、特異課が生捕りにした強力な悪魔と契約することを決意します。
岸辺の登場にファン歓喜
10話では、ファンが待ち焦がれていた津田健次郎さんが演じる岸辺が登場しました。
しーっというセリフでさえ色っぽくて惚れ惚れしちゃいますね。
真新しい墓の前で立ち尽くしていましたが、これはもしかして姫野先輩の墓なのではと考えると悲しくなりました。
お前達100点だ
岸辺が、デンジとパワーに三つ質問をし、二人が適当に答えた質問に対して「お前達100点」だと会話するシーンは、岡田斗司夫さんもベタ褒めした漫画史上に残る素晴らしいやりとりだといわれました。

岸辺のキャラクターは本当にいい味出してますよね。
『素晴らしい』『大好きだ』などの好印象な言葉を口にし、自分の自己紹介を一通り終えたら二人の首の骨を折ってしまうだなんて誰も思いもしなかったでしょう。
アニメで動きが加わると、二人がもがき苦しむ様子が本当に苦しそうでした。
そして、血をもらった時のパワーが、口の周りをぺろりと舌で舐める姿はとってもかわいかったです。
その後の戦闘シーンも、驚きのスピード感でかっこよかったです。
超インテリ作戦始動!
岸辺に殺され続け、赤ちゃん返りしていたデンジは、裸で横たわっていましたが、もしかしてチェンソーマンに変身したりもしたのでしょうか?
家路についた二人は、ちょっと肩を落としますが、パワーの提案をきいて一気にポジティブに切り替わります。
俺たちの日常を壊すやつぁ死だ
デンジとパワーは、メガネを装着して、超インテリ作戦を実行します。
罠を仕掛けて、不意打ちに相手の首をとる超インテリ作戦は、真っ向勝負ではないですが確かに頭を使った作戦でした。
でも岸辺は、ドアの向こうから頭めがけて槍を突かれても避けてしまい、頭上からも血の矢を降らせても叩き壊します。
上で控えていたデンジが死角から狙っても、返り討ちにされてしまったら、もはや頭使っても岸辺の強さの前には意味はなさそうです。
二人は岸辺を倒すことができるのでしょうか…
未来最高!までやって欲しかった…
10話放送直後に、「未来の悪魔」「未来最高」というワードがTwitterの急上昇ワードになりました。
アキは京都支部の黒瀬と天堂と、悪魔達が囚われている地下へ降りて行きました。
このエレベーターは、漫画では1コマしか書かれていませんでしたが、アニメだと45°の斜面を斜めに降りていくように描かれていて面白いつくりだなと思いました。
これは映画「AKIRA」の昇降機を真似たものだと、ツイッターで藤本タツキ先生がおっしゃっていました。
アキが、バディの妹に会ったというと、黒瀬は「殴られました?」と聞いていましたが、そんなにデビルハンターは一般人にぼかぼか叩かれているのかと思うとなんだかかわいそうですね。
アキ君は姫野先輩の妹に殴られなくてよかったです。
地下牢の雰囲気も最高だし、番号を押すキーなどもよくできていて、未来の悪魔への期待が高まったところで10話が終わってしまったのが悲しいです。
次の話も見逃せないですね!
10話のエンディング曲はPEOPLE1さんの「DOGLAND」
10話のエンディング曲は、PEOPLE1さんの「DOGLAND」でした。
PEOPLE1さんは、2019年に結成されたロックバンドで、ボーカル・ギター・ベースを担当するDeu(ドイ)さんと、ボーカル・ギターを担当するItoさん、ドラムス担当のTakeuchiさんで構成されています。
三人は大学の先輩と後輩だったそうです。
アップテンポでキャッチーな歌詞が魅力的だと、若者を中心に人気を集めています。
2021年には「バズリズム 02」とうい番組で、2021年にバズりそうなバンドだと紹介され、2022年には東京モード学園のCMソングや夜ドラの主題歌や挿入歌などを担当されました。
チェンソーマンのエンディング曲「DOG LAND」もノリが良く、イントロは『感情労働を想像』『銘々が命令』などと韻を踏み、サビは怒涛に追い寄せるような勢いが魅力的です。
イヌエンディング!
10話のエンディングは、実写撮影とアニメを合わせた趣のある映像になっています。
そのため、ワンちゃんも走っているデンジも、実際の生身の犬と人間を使ったようです。
犬達には目張りがつけられており、現実と非現実が混ざり合ったような感覚に陥ります。
デンジがマキマと出会った時に食べたうどん(一瞬臓物に見えてドキッとしましたが)、飲み会の食事、チュッパチャップスなど、デンジを生かしてきた食べ物が並んだときはなんだかゾッとしました。
そして、マキマの胸を触ろうとすると、岸辺に撃たれてしまう動きは音楽にぴったりでした。
走るデンジの前に、1部の敵キャラが全員集合するのをみると、もうすぐ1部が終わってしまうなと悲しくなりました。
さいごに
アニメ10話は、コミックの3話分を凝縮していましたが、駆け足感はなく快適にみれてよかったです。
11話では、未来の悪魔、天使の悪魔、プリンシ、暴力の魔人、ビームなどが登場するのではと予想されます。
テレビでリアルタイムでチェックできるように準備しておかないといけないですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント