ファプタに負けてしまったレグと、白笛の力を使いすぎたせいで疲れ果ててしまったリコ、怒り狂うファプタを誰も止めることができません。
リコの肩をしっかり支えるマアアさんや、リコを必死に守ろうとするムーギィーさんを見ると、リコと村人達の絆の深さが伺えますね。
そして、ワズキャンがすっかり太陽の塔みたいな顔になってしまいましたね。
そして彼なりにヴエコを守ろうとしている様子を見て、ヴエコはワズキャンにとってかなり重要な存在なんだと感じました。
ベラフが亡くなってしまった時の反応はあんなにもあっさりだったのに。
ベラフとの謁見
絶体絶命な状態だったリコですが、ガブールンに守られ、間一髪のところでファプタに殺されずにすみました。
そこに、ファプタの顔になんだか液状のものが付着して、そこに釣り竿を持ったナナチがやってきました。
漫画では、ベラフがやってくるシーンは大幅に省かれていますが、アニメではべラフの到着はカッコよく描かれています。
ベラフはもうすでに感覚がなくなっている状態なので、感情的ではありませんが、情緒たっぷりにファプタに語りかける様子に愛を感じました。
べラフの匂いをかいだ怒り狂うファプタが、イルミューイの顔に一瞬変わるのも驚きました。
申し訳ないですが、泣きながら落ちていくファプタが、思わずキャッチしてあげたくなるほど可愛かったです。
原生生物の侵入
ベラフの記憶を吸ったファプタは、少し落ち着き、「そす」の口調も戻ってきました。
しかしそこへ絶界の原生生物達がやってきました。
プテラノドンのような空を飛ぶ生物や、口が4つに分かれる狼のような生物もいました。
以前呼び込みで連れてこられたオオガスミもいましたね。
イルミューイは、村人達の手に負える原生生物しか、村の中に入れていなかったのがわかります。
特にリュウサザイは済ました顔をして、なかなか破壊力の強い生物でした。
リュウサザイ
カラフルなリュウサザイさんがまた活躍を見せてくれそうですね。
作者のつくしあきひと先生によると、リュウサザイは絶界の上位捕食者で、つまり原生生物の中でかなりの強さを誇っているそうです。
イルミューイの子供達である、イオ、カティ、トギーと、その他もろもろの原生生物を、片足で勢いよく踏み潰していました。
その足の爪は、衝撃を与えると凄まじい硬度に変化するようです。
しかし、ガブールンを爪で刺そうとしていた時は、なかなか壊せず何度も攻撃を加えていました。
ガブールンの強度が相当高いか、またはリュウサザイは最初なんとなく様子見で突っついていたのかどっちだろうと考えてしまいます。
ガブールンが最後までファプタからモニターを外さなかったことに泣きそうになります。
ファプタは頭だけになったり、胃液で溶かされても再生していましたが、リュウサザイのつぶてをかけられた時再生ができなくなっていました。
リュウサザイのつぶては、内臓の分泌物で作られますが、衝撃で破裂し強烈な熱波を放つ大変危険なものだそうです。
ファプタと村人達の関係
ファプタが瀕死の状態に陥った時、村人達は自らの手を切って与えていました。
白いもよもよとしたものが、ファプタの体をはっていましたが、精算の子供達に似たものを感じます。
仲間達が食べられているのをみても、羨望の眼差しでファプタを見つめる村人達は、一見美しくも見えますが狂気に溢れています。
アニメの動きは、食べるシーンが最も難しいと言われていますが、ファプタが村人達を食すシーンは比較的長い尺でゆっくり時間をかけて描かれました。
欲望の揺藍の力を発揮したファプタ
ファプタの体毛がさらに伸び、金色の羽毛が所々に混ざって、より神々しい形態に変わりました。
その姿は、まるで欲望の揺藍がファプタに混じったようにも見えます。
そして、覚醒後に人と獣が混じったような、苦しそうな雄叫びにはどこか心苦しさを感じました。
そして、その瞳には遺物の限度を表す模様が浮かび上がります。
つまり、欲望の揺藍でファプタが再生できる回数は限られていることがわかります。
果たしてファプタは自分の役目を全うすることができるのでしょうか。
第11話のエンドカード
第11話のエンドカードは、『ポプテピピック』の大川ぶくぶ先生が担当されました。
ナナチがいなくなってしまったら、メイドインアビスのお話が進まないのでやめて欲しいですね。
エンドカードでも皮肉のきいた冗談を発揮しています。
さいごに
最終話である第12話は、1時間拡大スペシャルだそうです。
エピソードてんこ盛りですが、全ての展開を上手く合わせてくれるのか少し心配になってきました。
ガブールンとファプタの出会いが丸ごとカットされていないことを祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント