血まみれのパワーが、動物を狩る場面から始まり、ニャーコを盗られて疾走するシーンは光の加減やアスファルトの輝きが美しかったです。
コウモリの死体の周りに、カラスがたくさん集まっていましたが、これは動物を操ることができるマキマの使いでしょうか。
カラスの鳴き声が、どうしようもなく不安な気持ちを掻き立てられます。
ヒルの悪魔は、漫画ではデンジと同じくらいの背丈で最初描かれていましたが、アニメではボリュームアップしより驚異的に描かれています。
夢バトル
件の夢バトルですが、前半をたっぷり使い約10分間息もつかせないほどの熱い展開で進んで行きました。
戦闘シーン関しては全く言うことなしの完璧なものでした。
漫画よりもアクションが増え、たっぷりと時間をかけて迫力のある戦闘シーンが進んで行きました。
デンジが走ると、足元のはらわたが弾け飛び、ヒルの悪魔の巨大な腕がデンジを追いかけ回すのは原作超えの迫力です。
どんどん戦闘が進めば進み、止まったと思ったら紐が引っ張られデンジが正気を失っていく様子も良かったです。
そして、デンジが絶体絶命に陥った時アキの冷めた声での「コン」と一言つぶやくのには痺れました。
アキの冷静さに反して、狐の丸呑みも迫力がありました。
狐の悪魔の声は、イケメン好きだという設定なので、色っぽい女性の声でしたね。
今回公安退魔特異4課のメンバーが登場しましたが、姫野先輩は伊瀬茉莉也さんで、想像していた通りの明るい声でした。
伊瀬茉莉也さんは他にも、『HUNTER×HUNTER』のキルアや『メイドインアビス』のレグ役を演じていました。

また、コベニも少し喋りましたが、オドオドした感じがよく出ていました。

コベニの声優は、高橋花林さんで、オドオドした感じがよく出ていて良かったです。
高橋花林さんは、アニメ『ぐんまちゃん』のぐんまちゃん役も演じられています。
マキマとアキの会話
第4話では、アキが公安退魔特異4課に直接赴き、マキマにデンジとパワーがコウモリの悪魔とトラブルを起こしたことを報告しに行きました。
これは、完全にアニメオリジナルですが、特に間延びすることもなくごく自然に二人の関係性を表していました。
マキマの部屋に入る前に、ネクタイをしめ、前髪を整えるアキの姿は健気で緊張する様子が伝わってきました。
目線を変えたり、視点を変えたり、喋ってる間に手の指を組み直したり、同じような対話シーンでも全く間延びしなかったです
早川家集結
漫画では、早川家のモーニングルーティーンについては詳しく書かれていませんでしたが、アニメではゆったりと描いてくれました。
なんてことない日常の風景ですが、とても綺麗に描かれ自然で、太陽光に照らされるアキは美しかったです。
また、何よりも髪を下ろしたアキ君が見れたことが良かったです。
淡々と家事をこなすアキの姿は、悪魔の退治に追われて狂い出しそうな日常の中で、平凡な習慣を大切に丁寧に過ごしている様子が健気で泣けてきます。
その後にゆっくりあくびをしながら起きてくるデンジも、カレーに喜ぶ様子も、まだ16歳の少年であることが感じられてほっこりしました。
そんな二人のリラックスした時間も、パワーがドアをぶち壊したことで急に騒がしくなってしまいました。
マキマには「いい子にする」と言いますが、当分静かにしている様子はなさそうですね。
漫画でもパワーがトイレを流さないことに、二人が怒るやりとりは、コミカルで面白かったです。
そして最後のパワーの可愛さには、次の話を見ないわけにはいかない展開になってしまいました。
便器に座るだけでこの可愛さは反則ですよね。
デンジのドキドキ具合もよく伝わってきて、本当にかわいいなと感じてしまいました。
第4話のエンディング曲はTOOBOEの「錠剤」
今回のエンディング曲は、ボカロ曲で注目を集めたTOOBOEさんが担当されていました。
TOOBOEさんは、普段は電子音が強く響く曲を作られますが、「錠剤」では歌唱表現を意識されたそうです。
エネルギッシュな歌詞に乗せて、極彩色のパワーちゃんがポップに踊る様子は心から元気をもらえました。
SNSでもパワーちゃんのエンディングは話題になり、かわいい!ダンスを真似したいという声もありました。
また曲の途中で、特異4課のメンバーがルルルルーと歌うのは面白かったです。
今後若者に人気なTickTokでも、「錠剤」で踊るパワーの真似をして踊る子も出てくるかもしれません。
さいごに
ヒルの戦いから始まった第4話ですが、白熱する戦闘シーンと早川家の日常と、パワーの色気が満載でした。
エンディングについても、曲に合わせて踊ったり野菜を投げたりするパワーちゃんがかわいすぎました。
第5話も見逃せそうにないですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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