ミランジョの声優は、人気声優の坂本真綾さんに抜擢されましたが、ミランジョの幼少期については吉田舞香さんが演じています。
第9話「ミランジョと魔神」では、ミランジョの幼少期が描かれるので、吉田さんが演じる素朴な女の子ミランジョが大活躍します。
そして「ボッジの宝物」については、いよいよボッジがボッス王国を離れる前に、皆に自分の宝物をプレゼントするという心温まるお話です。
本記事では、二つの話のみどころと概要についてまとめてみました。
ミランジョと魔神
9話の「ミランジョと魔神」は、王様ランキング11巻の巻末漫画を元に作られています。
ミランジョが暮らしていたホウマ国は、自然に豊かな国で、幼いミランジョは森で遊んでいた時子供の魔神と出会いました。
微笑ましい二人のやりとりにほっこりさせられますが、本編では二人はこの後大変な苦難に会うと思うと少し悲しくなります。
9話でも、子供の魔神が神の宝物庫で、醜い魔神たちを見て逃げてしまうシーンがでてきます。
魔神は、誰かの願いを叶えると人の姿を失ってしまうのです。
アニメーションディレクターはAkino Fukujiさん
9話の「ミランジョと魔神」は、王様ランキングのED「Oz.」の動画を制作されたAkino Fukujiさんがディレクターを務めています。
絵本の中から飛び出してきたような優しいタッチと、まんまるおめめのミランジョと魔神の子がかわいいです。
原作では、幼いミランジョはあまり可愛く描かれず、泣きじゃくるシーンは涙で顔を曇らせ人間らしい生々しさを感じます。
しかし、Akino Fukujiさんが描く幼いミランジョはとっても可愛く、流れる涙も光の粒のように綺麗に描かれています。
森の中で繰り広げられる物語は、光の陰影が上手く使われていて、二人の精神状態をよく表現しています。
優秀な女性アニメーター
アニメ「王様ランキング」は、キャラクターデザインを担当された野崎あつこさんをはじめ多くの優秀な女性アニメーターが携わっています。
「ミランジョと魔神」も、Fukuziさんの呼びかけがあって、少なくとも3人の女性が作画に頼んではとかんじました。
特に鹿や小鳥などの動物たちが可愛らしく、生き生きとした表現がとても魅力的でした。
王子の宝物
第9話の王子の宝物は、漫画にはないアニメオリジナルストーリーです。
ボッジが住み慣れた城を出て行く時に、今まで自分が集めてきた大切なものを、みんなにプレゼントするというお話です。
一つ一つの贈り物には、ボッジとの思い出と大切な願いが込められています。
四天王やヒリングだけでなく、ミツマタやホクロにもボッジは宝物を送り、皆がそれぞれボッジとの懐かしい思い出を噛み締めます。
そして、兄のダイダには幼い頃に投げ合って遊んだどんぐりをプレゼントし、感動したダイダはボッジ以上に素晴らしい王になることを宣言します。
最後には、かつて敵であったミランジョにも贈り物を渡し、ボッジはミランジョからカゲへの言付けをまかされます。
実はミランジョがボッジにして欲しいことは、ボッジがしたいことと同じであったことがわかりました。
さいごに
「王様ランキング 勇気の宝箱」9話の最後には、King Gnuの「boy」が流れ、とても優しい気持ちになりました。
ボッジの旅はまだまだ続き、今後も成長していくこと予想されます。
気になったらぜひコミックでボッジの活躍をみてみてくださいね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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