「王様ランキング 勇気の宝箱」も、2023年6月15日に最終話を迎えました。
本作は「王様ランキング」のスピンオフでしたが、最終話のみ新章の冒頭がアニメ化されました。
アニメ「王様ランキング」は、ミランジョを助けてボッス王国が平和になり物語が終わったようにみえましたが、漫画の方は既に新章に突入しています。
物語の深みはさらに増していくなか、アニメでもさらに王様ランキングの謎について迫っていきます。
神の宝物庫に足を踏み入れたデスハーは、オウケンを甦らせることができるのでしょうか。
剣王の復活
デスハーは、王様ランキングの審査員に連れられて、神の宝物庫にやってきました。
宝物庫の中には選ばれた者しか入れないそうで、デスハーと審査員だけが屋内に入っていきました。
宝物庫の中は、暗く宝石のような鉱石に宝物が飾られていて、なんとなくボッス王国の地下室のことを思い出しました。
神の宝物庫はバベルの塔そっくり
神の宝物庫は、ブリューゲルのバベルの塔にそっくりの外見をしています。
バベルの塔は、聖書に登場する人間たちが神に近づくために作られた塔で、神の怒りにふれて壊されてしまいました。
神の宝物庫は壊されていないので、直接神との出入りし交流ができる場所のようです。
実際に魔神の子供が暮らしており、ミランジョと仲が良かった魔神も、過去に神の宝物庫にいたことがわかっています。
しかし、神の宝物庫に入ったものは、皆気が触れてしまうとも言われています。
真理を知りどんな願いも叶える剣
デスハーは宝物庫で、歴代の王たちが欲してきた「願いを叶える剣」の前で立ち止まります。
剣の刃には、神の文字が浮かび上がり、それを読むことができると真理を知りどんな願いも叶えることができるそうです。
デスハーは、一瞬この剣に心を奪われますが、呪われていることを見抜きさらに奥に進んで行きました。
この剣の過去の所有者の中には、ボッジと和解のダンスを踊った老人もいました。
結局この剣を手に入れたとしても、常に人を殺して剣に血を与えなくてはいけないので、あの老人のように俗世を捨てて森の奥に住み気が触れてしまうのかもしれません。
仮面を被った死体
さらに奥に進むと、身体を何本もの槍で貫かれた、仮面を被った死体が座っていました。
この死体については、コミックでも一体なんだったのか説明されておらず謎のままです。
王様ランキングで1位になった人のうちの誰かでしょうか。
閉じ込められた魔神たち
死体の横をすり抜けて進むと、誰かを閉じ込めるような結界が張られた部屋がありました。
そこには干からびた魔神がいましたが、王様ランキングの審査員は、まだ幼い子供の魔神をデスハーに差し出しました。
魔神の女の子は、自分がどのような立場に立たされているのかよく理解しておらず、呑気に人形遊びをしています。
デスハーの願いを叶える時も、特に悲しむ様子もなく、にこにこしながら何かが欲しいと女の子は言いました。
デスハーの「なんでもあげよう」という言葉がとても優しく、なんだか悲しくなってしまいました。
魔法も記憶も失ってしまったデスハーは、これから一体どうなってしまうのでしょうか。
オウケンの復活
自分の首を追って、湖に入ろうとするオウケンは、なんだかカクカク動いていて非常にシュールでした。
大きなナマズから自分の首を取り戻したオウケンは、デスハーによって人間に戻ることができました。
不浄なものを吐き出し、正気に戻ったオウケンでしたが、すぐにデスハーが神の宝物庫から姿を消したことがわかりました。
宝物庫の中にいた人達は誰?
デスハーが消えてしまった後、王様ランキングの審査員は、誰か大勢の人たちと話していました。
彼らは声のみしかわからず、一体なぜ宝物庫にいるのかわかりませんが、オウケンは彼らをみると驚いた顔をみせました。
審査員は「敵ではない」と話していたので、悪い人たちではないみたいですし、オウケンとの会話も普通にできていたみたいです。
彼らは、王様ランキングで1位になった人の持つ「なにか」を探していて、オウケンと涙を流しながら何かを語っていました。
今後の展開で、彼らが一体誰で何が目的なのか明らかになってくることでしょう。
オウケン強い!
オウケンが宝物庫から出てくると、中の人たちを殺そうとしている神族と対峙することになりました。
護衛のゴーレムをあっという間に倒し、得体の知れない力を持つ神族に、オウケンはなんとお漏らしをしてしまいました。
しかし、油断した神族の王に一太刀浴びせたシーンは、カッコ良すぎて痺れました。
デスハーを助けられなくて、王冠とマントを持って兵士たちに突進する姿も、兄への愛が溢れていて愛しさを感じました。
オウケンはコミックのほうでは、今出番はないですが、いつかでてきて人間の戦いを見せて欲しいです。
ボッジとカゲの旅
馬車に乗りながら「風まかせ〜♩」と歌うボッジとカゲは、腕を泳がせる動きをしてとってもかわいかったです。
しかしそんな二人の視界に、変わりきってしまったデスハーが座り込んでいました。
ボッジもカゲもデスハーだとわかりませんでしたが、デスハーは二人が滞在する村の近くにいますので、今後接触があるかもしれません。
さらに二人は、村で足を引きずり松葉杖を突く男とすれ違います。
このイケメン男は、今後ボッジたちと深く関わることになるので、詳細が知りたい場合はコミック14巻から読んでみることをお勧めします。
さいごに
物語の最後に、カゲが「俺がボッジとずっと一緒にいればいいんだ」と確信して、二人で仲良く窓からの風景をみるのが微笑ましかったです。
このあとの旅もいろいろありますが、二人がずっと一緒で仲良くしてくれるといいなと感じます。
二人の活躍が見たい人は、ぜひ王様ランキングコミック13巻を読んでみてくださいね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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