失踪していたオウケンの腹心の部下フレンは、オウケンの不死の力を魔神の力でなくすことができることを知っていました。
4話では、フレンはオウケンを見捨ててどこかに行ったのではと思いましたが、5話では魔神を探しにいくために冥府騎士団を去ったことがわかりました。
しかし、冥府騎士団は掟に逆らうものは、容赦無く処刑されると言われています。
果たしてどうなってしまうのでしょうか。
本記事では、フレンと冥府騎士団やアバン達の心温まるやりとりについてふれていきます。
また、ホクロがボッジの護衛についた経緯や、デスパーの愛馬白王と冥府騎士団長とのコミカルなやりとりについてもまとめておきます。
冥府の掟
王様ランキングでは、最初は嫌なやつに見えても、話が進んでいくうちにその人のことがたまらなく愛しくなってしまうことが多いです。
まさかその展開を、本編とは関係ないスピンオフで見られるとは思っていなくて、製作陣の作品にかける愛の大きさが感じられました。
フレンはめっちゃイイやつだった
先述した通り、フレンは不死化しておかしくなってしまったオウケンを、なんとか救うために鉄の掟を破ってまで旅に出ました。
しかも、冥府を出る前に、昔馴染みのアバン三兄弟にお酒を奢ってあげると言う優しさをみせてくれました。
また4人が飲みに行った酒場は、ボッジ達が修行を終えた後に来た酒場と同じでしたので、もしかしたら冥府で皆の溜まり場になっているのかもしれないですね。
その後、地上で魔神について聞き込みを行いますが、あっという間に冥府騎士団にみつかってしまいます。
アバン三兄弟は、フレンのことを庇って逃げろと言いますが、フレンはアバン達を見捨てずに一緒に戦いました。
なんてイイやつなんでしょう…。
アバンと騎士団長が一芝居うってくれたおかげで、フレンは地上で情報収集を続けますが、魔神と契約した女がボッス王国にいるということだけしかわかりませんでした。
デスパーも、冥府の資料のみで魔神についての調べていたので、わざわざ地上に赴いたフレンに助けられたことでしょう。
情報をデスパーに伝えたフレンは、そのまま逃げてしまえばいいのに、デスハーの前に出頭しました。
罪を許され釈放されたフレンが、ポロポロと涙を流すシーンは、思わずもらい泣きしてしまいそうになりました。
フレン役の岡野友佑さんの演技も素敵でした。
アバン三兄弟にほっこりさせられる
本編ではデスパーに頼まれ、ボッスに喧嘩をふっかけたアバン兄弟ですが、「王様ランキング 勇気の宝箱」の5話では大活躍しています。
長男のアバンは、ドルーシと同じ声優の田所日向さんが演じており、下の歯が出っ歯になっているのが特徴的で左右非対称の目を持っています。
クリーチャー的な顔をしていますが、優しい心を持っており、フレンを許してもらうよう騎士団の隊長に直談判します。
次男のレーンを演じるのは、サンデオ役でもある利根健太朗さんで、アバンよりもひょろっと高くナスのへたのような髪型をしています。
三男のボーンは、高橋伸也さんが演じており、兄弟の中で一番小さく丸坊主でよく動きます。
三人のわちゃわちゃしたやりとりが微笑ましく、フレンのために体を張ったり、見た目にそぐわない健気さとかわいさをみることができました。
恋する白馬
白王は、デスパーの愛馬で強く美しい馬でしたが、世話を任された冥府騎士団長は白王の管理をすっかり忘れていました。
冥府騎士団長は、食べ物でつったり、力づくで白王を運動させようとしましたがうまくいきません。
しかし、そこに美しい雄馬が現れ、白王は俄然やる気を起こしダイエットに励み始めたのです。
冥府騎士団長は真面目に見えてちょっと抜けてる
「王様ランキング 勇気の宝箱」では、左座翔丸さんが演じる冥府騎士団隊長の活躍の場面が多いです。
第5話の冥府の掟でも登場していますし、第2話ではボッジ達と一緒に砂漠を旅しています。
全体的にふざけている場面が多く、白王の世話を忘れていて「ふわーぁああ!?忘れてた…」と叫ぶ声はコミカルながらも危機迫っていました。
隊長は基本的に仮面をかぶっているので、表情や心情が読み取りにくいですが、左座翔丸さんの演技が絶妙で白王との掛け合いに笑みが溢れました。
白王はやればできる馬
今回初めて知ったのですが、白王を演じるのは吉永理沙さんという女性の声優さんでした。
白王は、「王」という名前がつきますが、雄馬に熱をあげていたところや長いまつ毛をもっているところからやはり雌馬だったんですね。
ブヒ!ブヒ!という言葉だけで、白王の全ての感情を表していて本当にすごいなと感じました。
激しいトレーニングの後、シェイプアップして別の馬のようになっていましたが、「ブヒッ」という鳴き声を聞くとやはり白王だなと笑いが溢れました。
優しき兵士ホクロ
優しき兵士ホクロでは、やはりホクロ役の山下大輝さんの演技が光りました。
手話を練習する様子や、ヒリングとドーマスの前で、手話で訴えかける姿は胸に響いた人も多いのではないでしょうか。
さいごに
「王様ランキング 勇気の宝箱」第5話も、最初から最後まで心温まる人達しかでてきませんでした。
殺伐とした日常の中で、みるアニメだけは優しい気持ちになれるものをみたいですよね。
王様ランキングのサイドキャラクター達の話で、こんなにも胸が温かくなるとは思っていませんでした。
「王様ランキング 勇気の宝箱」は、深夜の癒しになっています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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