2023年2月に、先行上映された「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」は、同年4月9日に地上波でも配信されるようになりました。
遊郭編で上弦の鬼である妓夫太郎と堕姫を倒した炭治郎達のもとに、隠の後藤が後始末に駆けつけるところから、刀鍛冶の里編は始まりました。
後藤は、激しい高いで壊された建物に目をやりながら、うずくまった炭治郎達をみつけました。
上弦の鬼を倒したという報告を聞いた産屋敷さんは、珍しく取り乱し歓喜しながらも血を吐き、漫画でみるよりも病の進行の激しさがよくわかり痛々しかったです。
カラスも心配そうに産屋敷をみていてちょっとかわいかったです。
本記事では、待ちに待った「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」1話の感想や見所についてまとめてみました。
無限城酔いそう
2023年の劇場公開では、「無限城で酔った」「無限城の迫力がすごかった」という感想が多かったですが、地上波で視聴してもスピード感にあふれていました。
猗窩座の人間離れした身体能力や、最終決戦場になる無限城の全体図がみることができて、大サービスだなと感じます。
漫画では表せない壮大なスケールで、上と下が入れ替わり、鳴女の力はすごいなぁと思わずにはいられませんでした。
上弦集結
過去にも登場しているメンバーもいますが、改めて感じた印象について述べていきますね。
上弦ではないですが、鳴女の井上麻里奈さんも、琵琶の音に合わせて凛とした声をされていて雰囲気が出ていました。
無惨は相変わらずの自己中っぷりで、逆さまになりながら何か実験をしていました。
御託をだらだら並べて、最後は複数の襖が次々と閉じて向こうに行ってしまうような演出が良かったです。
怒る上弦の参「猗窩座」
煉獄さんと戦っていた時は、ヘラヘラしていた猗窩座でしたが、その後炭治郎を逃したことでコッテリと絞られて無口になりましたね。
猗窩座が戦うシーンは、この後最終決戦までありませんが、無限城で飛んだり跳ねたりしているのをみるとやはり強いやつなんだなと感じます。
童磨に対しての隠しきれない怒りは、壺に女の首をいけているという言葉を聞いた時にブチ切れました。
無限城の場面から、猗窩座が女性にコンプレックスがあったことが示唆されていたんですね。
また猗窩座の声優は、既に皆さんご存知でいうまでもないですが、エヴァンゲリオンの渚カヲルを演じた石田彰さんです。
動きがやばい上弦の伍「玉壺」
玉壺のでてくる動き本当に好きで、でてきた手が子供っぽくて驚きました。
真っ暗な壺の中からにょきにょきとてがでてきて、蛇ともムカデともいえないような体が出てきた時は、このビジュアルはめちゃくちゃいいなと感じました。
しかも、喋る時は口からではなく、目の位置から話すんですね。
確かに口の方には目玉がはまっているから喋れないですよね。
向かって右の口から本音が出て、左から社交辞令の言葉が出てくるのかもしれません。
今後チェックしながら見ていこうと思います。
無惨に首を切られ、頭から手がにょきにょきでて動きながら「そろり〜そろり〜」と言っているのは面白かったです。
玉壺役の鳥海浩輔さんは「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」のミスタ役などで活躍していますが、玉壺を演じるのをワクワクしていたとコメントしています。
鳥海さんは、玉壺を演じている時は、ある種人間臭い面を演じるのが楽しかったと話しています。
刀鍛冶の里編では、玉壺が大活躍するので期待が高まりますね。
終始怯えている上弦の肆「半天狗」
他の上弦とは違って、半天狗は階段から覗き込むように鬼たちを見つめ、無惨の前では常に土下座していました。
しかし、猗窩座と玉壺が話している様子を見る目は、底知れない恐ろしさを感じました。
300年ぶりの招集を、三という奇数が不吉だということに着目し、勝手に怯えていました。
怯えることが骨の髄まで染み込んでいるのか、第1話では「ひぇええ!」「ひぃいい!」というセリフが多かったです。
無限城にいる時はその強さがわかりにくかった半天狗ですが、刀鍛冶の里編では大活躍します。
半天狗を演じている古川登志夫さんは、「極端に異様な怯え」を表現することを心がけたそうです。
ネタバレになってのでぃまいますが、半天狗は何人も分裂するタイプの鬼ですが、それぞれのキャラを古川さんが演じるのかそれとも他の人が演じるのか気になります。
嘘ばっかりついてる上弦の弍「童磨」
遊郭編でも登場した童磨ですが、宮野正守さんの怪演が話題に上がっていましたね。
後に童磨と戦ったカナヲが「あなたの言っていることは嘘ばかり」と話していましたが、本当に言っていることが全部嘘な人を演じ切っていました。
そのため、童磨の台詞をきくと「嘘つきの喋り方」でなんだか笑いが溢れてしまいました。
また、シリアスな上弦会議中であるにも関わらず、場の空気を壊さずおとぼけキャラを演じる宮野さんはすごいと感じます。
刀鍛冶の里編では、あまり童磨の出番はありませんが存在感はたっぷり感じられました。
宮野さんは、童磨を演じるにあたり「原作を何度も読み、得体の知れなさを最大限に発揮するように演じた」と話しています。
恐ろしい形相の上弦の壱「黒死牟」
黒死牟の声は、地獄先生ぬ〜べ〜の鵺野先生やテニスの王子様の手塚などの声でお馴染みの置鮎龍太郎さんです。
黒死牟は序盤は顔が見えませんが、鮎置さんの重厚な声で重苦しい強さを感じさせました。
黒死牟は、猗窩座が童磨に手をかけたことに怒りましたが、童磨が玉壺の仕事を取ろうとした方が悪いと思うのですがどうなのでしょうか。
その過去から、年功序列を乱したり決まった秩序を破ることを嫌っているのでしょうか。
縁壱回想
縁壱が住吉達の赤ちゃんを抱いているシーンで、何度漫画を読みながら泣かされたでしょうか。
美しい桜と、きらきらと光る刀がどこか対照的で美しかったです。
炭吉は、イナズマイレブンシリーズの業炎寺やキングダムの蒙恬を演じている、野島裕史さんです。
炭治郎の声そっくりで、花江さんが演じているのかと思ったというツイートが多く見られました。
野島さんが演じる住吉も、炭治郎と同じ素直で優しい声で、心から縁壱を感謝し慕っているのが伝わってきました。
しかし、イケボ声優でお馴染みの井上和彦さん演じる縁壱は、硬く心を閉ざし苦しそうな様子が伝わってきました。
また、縁壱と無一郎は、目の色は違うが同じ模様をしていたのがアニメではっきりわかりました。
全体的に優しいコメディ展開
鬼滅の刃シリーズは、息抜きとしてコミカルシーンを入れるのが上手いですよね。
古川慎さんが演じる後藤が、腹式呼吸を使っていい味を出していました。
蜜璃のパワフルさ
炭治郎が蜜璃の胸元を抑えながら、ぐるぐる回される演出は漫画にはないものでした。
それなりに重いはずの炭治郎をぐるぐる振り回すのは、怪力の蜜璃を印象付けるのにはとってもよい演出でした。
泣いたり笑ったり、くるくると表情を変える蜜璃は、化物語の撫子でお馴染みの花澤香菜さんの可愛らしい声がぴったりでした。
禰󠄀豆子をくすぐったり、抱き合ったり、手を繋いで一緒に歩いているのが最高に微笑ましいです。
炭治郎の耳元でコソコソ話をするところは、全く誘惑するつもりはないのに、色気がでちゃっているのがよいですね。
同期の玄弥とお風呂
鬼殺隊の最終選別や、蝶屋敷で数回会った玄弥ですが刀鍛冶の里編では活躍が期待できます。
久しぶりの再会で、玄弥と仲良くなろうとする炭治郎ですが、「風柱と苗字一緒だね!」といってしまい風呂に沈められていました。
玄弥の声は、とある魔術の禁断目録のアクセラレータでお馴染みの岡本信彦さんです。
怒っている場面ばかりの0玄弥でしたが、刀鍛冶の里編では違った一面も見られればと思います。
霞柱・無一郎と小鉄の言い合い
第一話では、刀鍛冶の里編のキーパーソンになる、霞柱無一郎も終盤に登場しました。
無一郎は、3月のライオンの主人公桐山零に抜擢された、河西健吾さんが演じられます。
柱合同会議では、気だるそうな雰囲気だった無一郎でしたが、小鉄相手に大人気なく喧嘩をしていました。
刀鍛冶の里編では、登場シーンの多い小鉄は、子供から大人まで幅広い声域を持つ村瀬歩さんが演じます。
二話で、無一郎と炭治郎、小鉄がどのような掛け合いを見せてくれるのか気になりますね。
OP曲解禁
鬼滅の刃刀鍛冶の里編のOPテーマ曲は、MAN WITH A MISSION×miletの「絆ノ奇跡」です。
刀鍛冶たちが刀を打つ場面は、胸が熱くなり、里が朝から夜へ高速に日が陰るのはかっこよかったです。
炭治郎と蜜璃と無一郎のスリーショットがきまった時は、刀鍛冶の里編が始まるんだなと改めて思い起こされ、それぞれが戦うシーンはやっとみれたなぁ…と嬉しくなりました。
さいごに
新キャラクターや、柱二人が登場した、鬼滅の刃刀鍛冶の里編第1話は満足感たっぷりでしたね。
第二話では、いよいよ天才剣士である無一郎と縁壱零式の戦いを見ることができます。
二人の戦いはまだ小手調べ程度ですが、それでもあのシーンを心待ちにしているファンも多いのではないでしょうか。
2話についても随時更新していきますので、時間があればブログに遊びにきてくださいね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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