アニメ【チェンソーマン】マキマさん本領発揮 後味の悪さの正体とは? 9話の感想

アニメ【チェンソーマン】マキマさん本領発揮 後味の悪さの正体とは? 9話の感想 チェンソーマン

9話の冒頭で姫野先輩、デビルハンターの上司としての意地を見せました。

幽霊の悪魔の首が翔んでしまっても、残った手でデンジのスターターを引きます。

悪魔を倒すという正義感が体に染み付いていた姫野先輩が、ただでは死なないという強い意志を感じました。

そして、デンジとサムライソードの戦いが「刃渡り二億センチ」と共に始まる展開は熱かったです。

チェンソーマン悪役みたい…

9話を見て改めて思いましたが、チェンソーマンって本当に主人公らしくないですね。

舌が口からだらしなくはみ出て、よだれを垂らして笑いながらサムライソードに襲いかかる様は、悪役にしかみえません。

力が及ばないとわかると、サムライソードの仲間のヤクザを人質に取るというなかなか卑怯なことをしています。

ジャンプの主人公で人質をとるような人は、封神演義の太公望くらいしか思い浮かびませんが、他にもいますか?

人質をとって脅すデンジ
引用:藤本タツキ「チェンソーマン」集英社

サムライソード容赦ない

しかし、サムライソードはさらに手段を選ばないタイプでした。

まさか仲間ごとデンジと斬り殺すとは思わないですよね。

サムライソードも、デンジと同じように変身が解ける時は、頭がどろどろと溶けてしまいます。

やはり、一度殺され幽霊の悪魔と戦い、さらにデンジと戦って血を失い消耗してしまったんでしょうね。

その後しばらく戦えないと、沢渡に伝えます。

マキマさん生きてる?!

漫画で血塗れのマキマさんを見た時、底知れぬ恐ろしさを感じたのを覚えています。

マキマさんは撃たれなかったと言いましたが、いやいやみんなみてたよって感じですよね。

アニメでは終身刑の囚人たちが、パンを食べたり、神社を見上げる様子などが付け加えられました。

さらに、マキマが新しいスーツに着替え、ネクタイを締め直すシーンも加えられています。

このような日常的なシーンを付け加えることで、その後の展開をより残酷にみせようとしたのかもしれません。

京都の天堂ちゃんと黒瀬君

京都支部の天堂は上田瞳さん、黒瀬は河西健吾さんが演じます。

上田さんは京都出身で、河西さんは大阪出身なので訛りに全く違和感はありません。

ほぼ想像通りの声で違和感のかけらも感じませんでした。

京都で無双するマキマさん

※ネタばれあり

特異4課のほどんどの隊員が殺されてしまった中、マキマによる圧倒的な攻撃が始まりました。

マキマさん、強い強いと言われてきたけど、一体なにがそんなにすごいのだろうと思っていたら、まさかこんな戦闘をされるとは思ってもいませんでした。

囚人に向かって名前をいうことを迫るだけなのに、顔の陰影も合間ってその怖さはなかなかのものです。

マキマの襲撃で地に落ちる銃

あれだけ一瞬で、特異4課のメンバーを銃で殺してきたヤクザ達ですが、マキマの襲撃に対しては手も足もでません。

殺したい相手の名前を囚人に言わせ、手を捻るだけで相手の命を奪うなんて、そんなのもう戦いにならないですよね。

以前デンジとの逢瀬の時も、マキマの手はとても官能的に動いていましたが、今回の捻り潰す動きも滑るようになめらかで簡単に人の命を奪っているんだと恐ろしく感じました。

残ったヤクザ達が、怖くて逃げ出そうとしても、次々と爆発されていく光景は皆呆気にとられたことでしょう。

ヤクザが爆発するたびに、持っていた銃が行き場を無くし落ちていくのをみると、マキマが銃の力を完全に上回ったことを示唆しているようでした。

最後に一般人に銃をつきつけ、「誰か助けろ!」と叫ぶヤクザの目が血走り、唾を吐き散らし緊張感が伝わってきました。

終身刑の囚人たちを、全員使い切り振り返ったマキマの顔は、見下ろすような顔で人間と同等の立場に立っているようには思えませんでした。

生き残った特異4課は

今回の銃撃戦で生き残ったのは、銃撃犯の目的であるデンジ、途中で逃げ出したパワー、サムライソードにぱっくり切られたアキと、荒井を盾にしたコベニです。

その他にも命からがら生き残った、円というメガネをかけた男性もいましたが、報告を終えた後すぐに辞表をだしました。

無双するコベニちゃん

永遠の悪魔と対峙した時は、怯えていてばかりだったコベニですが、今回初めて戦ってくれました。

本編でもアニメでも、荒井がコベニを庇って撃たれてしまいますが、後に作者の藤本先生はこう言っています。

どうやら本当はコベニが荒井を盾にしていたみたいです。

確かに、死にかけのデンジを使って銃撃を避けていたシーンもありましたね。

なにはともあれ、コベニがデンジを救ってくれてよかったです。

蛇の尻尾から逃げる疾走シーンは爽快でしたし、沢渡とサムライソードが車に乗っても、執拗に銃で反撃しているのが格好良かったです。

沢渡からの銃撃も難なくかわしていましたね。

ここまで動けるのになんでいつも自信なさげなんでしょうね。

誰かに守ってもらおうとしているのかな?

生き残った甘党の円さんは辞表を…

サムライソードなどが来なかったとしても、突然の銃撃に対応できた円さんは、相当のデビルハンターだと確信します。

しかし彼は、取り乱すことなく公安のデビルハンターを離職しました。

円さんは、コベニに優しくしてくれたショートの女性とバディと組んでいましたが、彼女が死んでしまったことも起因していたのかもしれません。

最後にマキマにこの襲撃についてどこまで知っていたのか聞いていました。

9話のエンディング曲はAimerの「Deep down」

9話のエンディング曲はAimerさんの「Deep down」でした。

突然の襲撃で、デンジとパワー、アキ達はなんとか生き残りましたが、特異4課のほとんどがいなくなってしまうという残念な結果に終わりました。

無念さをかみしめるような、ゆっくりとした曲調で始まり、サビに一気に感情が押し寄せるような苦しさが押し寄せてくる曲です。

Aimerさんについて

Aimerさんは、『鬼滅の刃』の残響賛歌を歌い、他にも劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly』の主題歌である「花の唄」を歌っています。

十代の時に声を酷使しすぎて、歌えなくなった過去があるようですが、その歌声は独特のゆらぎと心地よい周波数を発していると言われています。

Aimerさんは、チェンソーマンのキャラクターの中では、コベニちゃんが特に気になるようです。

9話のキャラクターの心情を汲んで、「Deep down」を制作したそうです。

彼女たちとは

Aimerさんは、「Deep down」をチェンソーマンへではなく、マキマの曲として作ったと仰いました。

巨大な力を持っているマキマですが、本人自身がこの力を持っていることに戸惑って苦しんでいたのかもしれないと感じました。

一般人よりも深く考え苦しんだ結果、目の前の小さな犠牲を厭わず、残酷な行為に手を染めて行ったのかもしれないですね。

今回マキマはデンジを助けるという目的は見事達成しましたが、こんなに無差別に敵を殺すことはなかったのにと後味の悪さを感じます。

マキマを助けられるのは、チェンソーマンしかいないのですが、今後の展開が気になりますね。

さいごに

9話では、マキマの圧倒的な戦闘力を見せつけられましたが、飲み会メンバーのほとんどが惨殺されてしまうという残念な結果になってしまいました。

不死身のデンジの怪我は治ると思いますが、その心には何が残るのでしょうか?

また、バディを無くしてしまったアキがどのような行動にうつるかも気になりますね。

10話も見逃せそうにありません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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