【王様ランキング 勇気の宝箱】第6話 手話を習う子供達・聾唖者の過ごしやすい国へ

【王様ランキング 勇気の宝箱】第6話 手話を習う子供達・聾唖者の過ごしやすい国へ 王様ランキング

「王様ランキング 勇気の宝箱」第6話は、ボッジがボッス王の反乱を納めた後の物語で、ボッジやダイダが活躍します。

王様になるということは、ボッジにとってもダイダにとっても大きな責任を伴いますが、二人がどのように王としての役目をまっとうするのか気になりますね。

また、6話については子供達が手話をするシーンが多く、日本でもこんな感じで気軽に手話を楽しめるようになったらよいなと感じました。

実は作者の十日草輔さんも、生まれつき耳が聴こえにくいらしく、声の音量の調節や電話の声が聞き取りにくいことがあったそうです。https://natalie.mu/comic/pp/osamaranking/page/2

アニメ「王様ランキング」は、東京都聴覚障害者連盟が監修していますが、もっと会話が難しいと感じている人がコミュニケーションしやすくなる手助けになるといいですね。

本記事では、ボッジやダイダ、ミランジョの成長についてまとめてみました。

王になったボッジ

ボッジは、ボッス王との戦いに勝利した後、正式に王として任命されその責務に追われていました。

いつの間にかいなくなってしまったカゲを気にしていたボッジをみて、べビンは町に視察に行こうとを提案しました。

本編の「王様ランキング」では、社会見学のことを「擬似体験」だと

王になったボッジに、子供達が覚えたての手話で、ボッジに「こんにちは」と挨拶してくれました。

ボッジも手話で「こんにちは」と挨拶しましたが、恥ずかしくなってしまい逃げ出してしまいました。

裸の王様

ボッジは、道端で干からびそうになっていたカエルを、水辺に持っていってやるとそこには泣いている子供がいました。

二匹の山羊が男の子の服を引きちぎっているという、なかなかないシチュエーションでしたが、ボッジは快く自分の服を着せてあげました。

ボッジが裸になって街中を歩く場面は、「王様ランキング」の第一話でもありました。

あの時は、ボッジは周りの人たちから嘲笑されていましたが、第6話では子供達がボッジのあとをすすんでついてきてくれました。

ボッジが、以前よりも国の人たちから支持を得ていることがわかります。

かけてけてきたホクロが、ボッジに外套をかけてくれて、芋虫のように引きずって歩くボッジがとてもかわいかったです。

逃げてしまった小鳥

ボッジは、街中で大切な小鳥を逃してしまった女の子をみて、カゲと会えなくなってしまった自分を重ねてしまいます。

一同は、小鳥を呼び寄せるために口笛を吹き続けますが、だんだん疲れてしまい一人また一人と諦め始めます。

しかし、ボッジは口笛を吹くのが下手にも関わらず、拭き続けることを止めませんでした。

その姿をみたべビンは、一際美しい口笛を披露し、もう少し頑張ってみようと皆また口笛を吹き始めました。

王様という役目は、一生懸命何かをやり遂げる姿を見せて、国民を良い方向へ導いてあげることが仕事ではないでしょうか。

小さなことですが、ボッジは王としての役目を立派にやり遂げました。

ダイダ王の憂鬱

ボッジは、カゲと共に旅に出たことで、王の座はボッジからダイダに受け継がれました。

ダイダは、ボッス王の反乱の首謀者であったミランジョが元気がないことを気にかけていました。

ランキングの審査員がまたボッス王国にやってくるという報告をきき、ダイダは忙しなく動き出しますが、ミランジョもまた書物庫に出入りし何かをしているようでした。

ランキング選考に備えて修行をするダイダに、老朽化した兵舎の工事を中断することで仕事がないと困惑する国民をみて、もう一度国を直に視察したいと申し出ました。

本編では、社会見学はべビンが提案しましたが、本話ではダイダ自ら町を視察したいと言い出したところにダイダの成長を感じます。

聾唖者との再会

兵舎を解体は予定通り進めるとしても、国が平和になった今、次にどのような建物を建てればいいかダイダは悩みます。

そこで、本編で社会見学をしたときに目にした聾唖者とダイダは接触しました。

以前彼に会ったときにダイダは「なぜああいった人間が存在するんだ?」と吐き捨てましたが、本話では率先して倒れてしまったところを助け出しました。

肩を貸し杖を渡してくれたダイダに、聾唖者は「ありがとう」と手に文字を書きました。

人を見下し上から目線だったダイダですが、ハンディキャップがある人に手を貸し、民によりそう心が芽生えたんだと感じました。

社会見学で聾唖者と出会うダイダ
引用:十日草輔「王様ランキング」ブリック出版

ミランジョの変化

ミランジョは、「これからはたくさんの人たちを幸せにするため努力します」と涙ながら語っていました。

第6話では、そんなミランジョの願いがやっと成就しました。

もともと母親が教師であったミランジョは、いつのまにか子供達と接するようになり、勉強を教えるようになりました。

子供達から先生と呼ばれ、文字を教え手話を教え、慕われる姿をみてとてもほっとさせられました。

ミランジョの過去は悲惨なものでしたが、ボッス王国で教師として子供達と時間を過ごすことで、心の傷はきっと癒えていくのではと予感させられました。

さいごに

王になったボッジの姿と、ダイダの姿をみることができて、第6話は終始癒されっぱなしでした。

また、ミランジョが教師として子供達に囲まれている姿は、本当によかったと感じます。

人を思いやる心や、十分な教育が行き渡る世の中になってほしいと感じました。

次週は、ダイダの師匠であるべビンが登場するので、期待が高まります。

またブログに遊びに来てくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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