家から一歩も出ることなく、アニメやドラマを視聴することができるサブスクサービスは、昨今欠かせない存在になってきましたね。
毎日オススメのアニメを待ち受け画面で紹介されますが、ふと他の人は今どんなアニメをみているか気になることはありませんか。
本記事では、サイト管理者である30代の女性が、2023年に初めてNetflixで視聴したアニメとその感想をまとめていきました。
今年初めてNetflixを登録したのですが、もうこのサブスクなしで生きていけそうにありません。
以前から気になっていたアニメや、Netflixで独占配信された新作アニメの感想をまとめてみましたので、お時間がありましたら暇つぶしにみてもらえると嬉しいです。
尚、過去に視聴した作品やブログに体裁した作品は、除外しております。
STEINS;GATE
『STEINS;GATE』はシュタゲの愛称でお馴染ですが、フォロワーさんから強く薦められて、Netflixで視聴することにしました。
岡部の口調や、まゆりのワンピースをみていると、自分が大学生の時にこんな服装が流行っていたとか2ちゃんねるの提示板を覗いた時のことを懐かしく思い出しました。
意外とキャラクターが多いのは、やはりゲーム原作のアニメだからこそ、話を進めていく上で操作者を飽きさせない工夫なのかなと感じました。
序盤はひたすら仲睦まじいサークル仲間のやりとりをみせられて、こんな大学生活を送りたかったと羨ましい気持ちでいっぱいでした。
しかし、後半になると話が突然動き出し毎話どうなるんだろうとヒヤヒヤさせられ、夜遅くまでイッキみさせられました。
オタク口調丸出しの岡部でしたが、インテリでリア充で、女の子にもてまくり、最後に繰り返しクリスと仲睦まじくしているのをみてなんだか裏切られた気分になりました。
伊藤潤二マニアック
伊藤潤二さんの漫画はとても好きなので、Netflixで真っ先に見ようと思っていたのはこの作品でした。
でも意外と話のテンポが悪く、一気に見ようと思えず、ゆっくりと時間をかけて消化していきました。
いつもの伊藤潤二作品のように、おかしなことが起こり、原因を探してみますがやはり超常的な現象が起きていることしかわからず、どうにもならないまま登場人物が途方に暮れる展開が多いです。
オープニングが飛ばしてしまうのがもったいないほどスタイリッシュで、色鮮やかでよくできてるなと感じます。
しかし、エンディングがのほうがなんだか物悲しく、双一が自分の家族が笑顔で楽しそうなのを古いテレビの中から悲しそうに眺めているのがなんだか考えさせられます。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ戦国大名
今年放送された『しん次元!くれよんしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~ 』を鑑賞したことで、クレヨンしんちゃんシリーズを見てみようと考えました。
Netflixではクレヨンしんちゃんの映画を視聴することができるので、まずは泣ける映画として有名な『嵐を呼ぶアッパレ戦国大名』を一番最初に視聴することにしました。
しんちゃんが戦国時代にタイムスリップすると、兵士たちは戦の真っ最中で、兵列を組み順番に銃を撃ったり長槍をもって突撃していました。
一人一人のキャラクターの動きがイキイキしていて、戦国時代の戦いを録画してきたのではと思うほど、リアルな戦闘描写をみることができます。
また、作画が大変だと言われている馬の走行シーンなども足を隠さずに描写しており、アニメーターの気合いを感じました。
又兵衛と廉の付かず離れずの微笑ましい関係があったからこそ、最後のシーンはほろりと涙が溢れました。
映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの冒険
クレヨンしんちゃんの映画で、一番面白いと言われているのは、『ヘンダーランドの冒険』だというサイトがあったので戦国大名の次に視聴しました。
クレヨンしんちゃん映画の4番目の作品で、子供には見せられないようなシーンも多々でてきますが、おふざけとシリアスのバランスが良かったと感じました。
また、古川登志夫さんが演じる雪だるまのキャラクターが強烈で、野原家を手なづけ家族を掌握する過程は恐ろしく感じました。
絵に関してもまるで絵本から飛び出したような世界観と、空中での戦闘シーンはサクサクと動きスリリングでした。
映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲ロボとーちゃん
実はきゃりーぱみゅぱみゅの「ファミリーパーティー」という、ロボとーちゃんのテーマ曲が大好きで、曲が始まると30秒で泣くことができます。
そのため、ロボとーちゃんは以前から見たいと思っていましたが、いざ見てみるとあと一歩というところで泣けずなんだか肩透かしをくらいました。
特に、最後にコロッケのロボットで戦うシーンは、なんだかよくわからずチープな作りで気分が落ちてしまいました。
新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に
エヴァンゲリオンは苦手意識があったのですが、『Air/まごころを、君に』はすんなりと心に響き感情移入がしやすかったです。
視聴するまでは知らなかったのですが、本作は使徒との戦いではなく、人間同士の戦いで破滅してしまうんですね。
正に聖書の物語をそのままなぞったストーリーラインに、これ以上のラストって作れるのかなと思いました。
世界の最後に二人っきり生き残るってある意味ハッピーエンドですね。
さよならの朝に約束の花を飾ろう
2023年に岡田麿里さん監督作品の『アリスとテレスのまぼろし工場』に感動し、他の作品もみようと考えていたところ『さよならの朝に約束の花を飾ろう』がNetflixで独占配信されることを知りました。
人間の倍以上生きるエルフマキアと、成長していくエリアルとの温かい日常が涙を誘い、常に目頭を潤ませながら視聴しました。
岡田麿里さんがキャラクターに喋らせる台詞は、全て女の本音を曝け出しているので、そこまで言っちゃうの?といつも驚かされます。
彼女の脚本作品は女性を美化しがちな日本ドラマやアニメに、真っ向から対抗してくれるので、これからも頑張ってほしいです。
しかし、『さよならの朝に約束の花を飾ろう』は、若干キャラクターの動きが悪く顔がのっぺりみえるのが残念です。
その点『アリスとテレスのまぼろし工場』は、全体的にキャラクターの顔に大きな崩れはなかったので、年月をかけて作品が成長したんだなと感じました。
コララインとボタンの魔女
チェンソーマンの作者である藤本タツキ先生が薦めていた映画で、Netflixでも配信していたので、『コララインとボタンの魔女』を視聴しました。
キャロラインではなく、コララインというあまり一般的でない名前をつけられたら、そりゃあ思春期ちょっと尖りたくなりますよね。
ストップモーションアニメにもかかわらず、人形達はまるで生きているかのように動き、表情豊かです。
特に、バイクのシーンやネズミが踊るシーン、魔女が蜘蛛の巣を張り巡らせるシーンなどは必見かと思います。
悪魔くん(平成版)
新しい悪魔くんのアニメがNetflixで配信され、平成版の悪魔くんもみてみたのですが、30年以上昔の作品であるにも関わらず色や作画に拘っており驚きました。
特に悪魔くんが、仲間の十二使徒を召喚する場面は、突風でマントが煽られる描写は何回見てもとてつもない迫力を感じます。
作画だけでなく、お話も作り込まれており、知恵と工夫で強い敵に立ち向かい、最終的にはみんなと仲良くすることが大切だというメッセージを繰り返し伝えてくれます。
また、悪魔くんの題字やタイトルは、当時駆け出しだった幾原邦彦さんが描かれていることをX(旧ツイッター)で本人が投稿してくれています。
スコット・ピルグリム テイクス・オフ
サイエンスSARUが制作し、かわいい絵に惹かれて『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』を見てみましたが第一話から驚かされました。
主人公のスコットは、かわいい女の子が夢の中でローラースケートで走っていたと思ったら、起きてみるとパンツ一丁で男の隣で寝ているというはじまり方で度肝を抜かれました。
もうここから、スコット・ピルグリムの倫理観がフリーダムすぎることがわかります。
そして、元カノとバンドをしていたり、高校生の女の子と付き合っていたり、レズやホモがでてきたり恋愛観の固定観念がだいぶ柔らかくなりました。
突然ゲームのバトルシーンが入ったり、はちゃめちゃで勢いだけで話が進んでいくようにもみえますが、昔に別れてしまった人のことをふっと思い出してしまうノスタルジックな一面もあります。
好きだった人と親しくなりすぎるのが怖くて、距離をおいてしまったことがあったとか、誰かとの別れを経験して成長できたことがあったかもしれないと気付かされます。
陰陽師
Netflix限定配信の『陰陽師』は、浪川大輔さんが安倍晴明役を担当しており、その美声に毎回うっとりさせられました。
都に現れる鬼や怪異を、安倍晴明と源博雅が協力して立ち向かい、問題を解決していきます。
鬼や怪異にもいろんな事情があり、なかにはほろりと泣けてしまう話もあって、じんわりと俗世を考えさせられました。
しかし、後半にはあからさまな引き伸ばし演出があり、そこが少しだけ残念でした。
さいごに
Netflixに登録するまで、有料でアニメやドラマをみるのってどうなんだろうと思っていましたが、体験してみると意外といろんなものがみれて毎日楽しめます。
2023年には数多くのアニメと出会うことができ感謝しております。
来年も多く楽しませてほしいです。
個人的な感想でしたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。
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