不動産マニアにはたまらないyoutuberである、不動産Gメン滝島チャンネルは登録者数は18万人を超え、ますます話題を集めています。
自分は大学を卒業後、短い期間ですが不動産会社に勤めた経験があるのですが、滝島さんのチャンネルは軽快な語り口と耳寄りな情報を得ることができるので毎回更新を楽しみにしています。
そしてyoutubeライブで滝島さんが、実は漫画の原作を担当されていると伺ったので、早速検索してみました。
漫画「Sweet Deal」の概要
漫画「Sweet Deal」は漫画は鍋谷咲花さんが担当し、原作は滝島一統さんが担当され、漫画、ラノベ、を読むことができる出版社直営の「PASH UP!」で連載されています。
「PASH UP!」では会員登録なしで、基本的に無料で連載漫画を楽しむことができます。
しかし、「SWEET DEAL」は2023年1月23日からは一部有料になってしまうそうなので、全話無料のうちに読んでおくことをおススメします!
副題は『MITSUO, A SUPER MAGICIAN OF REAL ESTATE INDUSTRY』で、日本語にすると「相田光央(あいだ みつお)は不動産業界の一流の魔術師」だと書かれています。
主人公は、60社も採用試験に落とされてきた江波 和樹(以下えなり)で、魔術師である光央の部下として働くことで、不動産業界の「魔法」を目の当たりにするというストーリーです。
不動産業界の話なら、てっきり主人公は「極悪がんぼ」の神崎守るのようなバカで一直線なタイプだろうと思っていましたが…
意外にもネットアイドルを追いかける、背の低い、イケイケとは程遠い青年が主人公で驚きました。
しかし、オタクで一生懸命なえなり君に深く共感し、彼が不動産業界で働くのにとても適した人間だと確信しました。
主人公がオタク?あだ名はえなり
光央から素直だと太鼓判を押されたえなりですが、三流大学を三浪し、低身長ですぐに慌てふためく落ち着きのなさが目立ちます。
そんなえなりを、なぜ光央は採用したのでしょうか?
いきなりですが、不動産業界に勤める人の印象はどんなものをおもちでしょうか?
頭をツーブロックにし、紺色のスーツに高級時計をつけた、ホストやキャバクラのボーイ上がりの男性が多いと思う人がいるかもしれませんがそれは正解です。
不動産業界に勤める人は、夜の世界から移行してくる人はとても多かったです。
しかし、不動産業界に勤めるために最も必要なことをご存知でしょうか?
それは、想像力を働かせ情熱を持って何時間でも好きな話ができることです。
不動産業界は隠れオタクが多い
不動産を契約させるためには、人当たりがよく外見もよく、人を楽しませ押しの強い人が有利だと思われる方が多いと思います。
しかし、通常1000万以上の金額から高いと1億のお金を動かす不動産営業は、人当たりだけでは契約をもぎ取ることはできないのです。
先述しましたが、不動産の契約を取れる人は、その心に強い芯を持ち情熱的に不動産について語れる人です。
そのため、一つの漫画やアニメ、声優などなんでもよいから何時間でも好きなものについて語れるオタクは、不動産会社の営業にぴったりなのです。
もちろん夜の仕事をしている方でも、芯が強い人なら契約を取れますが、その場凌ぎの心を持っている人はやはりすぐに辞めていきます。
自分が勤めた会社でも、あえて毎年オタクっぽい新卒を採用していて、後輩にもガンダムオタクがいたことを思い出しました。
イケイケな同僚たちに隠れて、オタクトークをこっそり展開したことを思い出し、えなり君をみていて懐かしい気分になりました。
また、えなり君が嘘をつかないことや、押しの強い営業をしないことも、不動産営業では大切なことでよく上司に注意されていたことを思い出しました。
ネットアイドル「厚身ニク」のグッズを集め、初対面のいろはに熱く語ってしまうえなり君が、厳しい不動産業界で何をみて成長していくのか期待が高まります。
そして不動産業界に、なにかしらの因縁をもつようですが、えなり君は一体どうなってしまうのでしょうか。
上司はドレッドヘアーのイケメン
えなりの上司である光央は、ドレッドヘアーにサングラスの強面の男性です。
彼は、えなりが背が低いせいか、それとももともと背が高いのか立っているだけで威圧感を感じます。
しかしどこか物腰は優雅で、駅のホームに立つ姿は背筋をピンと伸ばし美しいです。
人間的魅力にあふれた相田光央
光央の趣味はケーキ作りで、小さな事務所のキッチンでお店顔負け美味しいケーキを作ります。
弘法筆を選ばずとは正にこのことで、大きなキッチンを使わなくても、腕さえあれば人を感動させられるケーキを作れるんだと感心させられました。
光央は、えなりが仕事ができないと、自分の気持ちを五文字や六文字で簡潔に伝える癖があります。
その言葉は『だまれ バカ』や『なくな キモい』など辛辣なものですが、怒鳴らなずネチネチと嫌味を言わない姿勢は、上司の鏡ではないでしょうか。
また作中では取引のある業者から、『みつさんまた不動産を始めたんだね』『見た目もイケイケになっちゃって』と言われていました。
光央の過去についても、今後の展開でわかってくると思いますので、是非「PASH UP!」でチェックしてみてくださいね。
お茶目なフィリピーナ
賃貸借契約書の制作に戸惑うえなりに、光央は強力な助っ人を呼び出しました。
彼女の名前は山川レイアーズいろはと言い、フィリピンハーフで、大型バイクを華麗に乗りこなす美女でした。
また自分のことを『私をオードリーヘップバーンみたいと思ったでしょ?』と豪語する自信家でもあります。
仕事ができると光央からお墨付きをもらっていますが、息を吐くように嘘をつくそうです。
いろはが賃貸管理会社とトラブルになったときに、光央がいろはを助けたことがきっかけで、彼女は不動産会社KDBインターナショナルで働くことを決めたのです。
嘘つきで茶目っ気たっぷり
えなりが事務所に出勤した時、いろははタガログ語で誰かと電話しながら、チョコブラウニーを食べていました。
さらに、えなりにコーヒーを買ってくるように命令し、堂々とした態度に驚かされましたが笑顔がとてもかわいいですね。
フィリピンハーフの人って、人当たりがよくて、よく笑う人が多い印象があります。
そして良いことだけではなく、物事を誇張して話したり若干嘘つきな点もリアリティがあっていいですよね。
フィリピン人にとって嘘は別に特別なことではなく、話を面白くしたり、交友関係を円滑にすすめるために必要なことみたいです。
Sweet Dealでも、いろはは昔話の中で、光央が大魔法を発動させたり北斗百烈拳を炸裂させてえなりを混乱させました。
不動産業界が大切にすること
会社に採用されず、給料を多くもらってこなかったえなりは、初めて歩合をもらった時にその金額に驚き慌てました。
そして、この大金をどうしようと光央にききます。
そこで光央の答えた言葉は、私が初めて歩合をもらった時に先輩から言われた言葉と同じで驚きました。
不動産会社では、歩合をもらった時の使い道は皆共通しているのだと改めて考えさせられました。
不動産業界ではボーナスはどのように使うか
親に何かプレゼントしたらどうだ?
引用:引用:鍋谷咲花・浦島一統「Sweet Deal」Pash-up.jp
この言葉を光央が発した時、不動産業界で働いていた思い出が一気に流れ込んできました。
家という家族に密接に関わる不動産会社は、親を大切にすることは重要なことなんですね。
私も初めて歩合をもらって喜んだ時、歩合で両親になにか買ってあげなさいと、全く同じアドバイスをもらいました。
作中では、えなりの優しい両親について知ることができ、さらにえなりのためにプレゼント選びを手伝ってくれるいろはさんにも愛着が湧きました。
三人が経営する不動産会社KDBインターナショナルが、小さな家族のようにみえてほっこりしました。
そして、えなりの親友だという村星が登場しましたが、村星の上司はどうやらみつおの過去を知っているようです。
今後の展開が気になりますね!
まとめ
本格派不動産漫画「Sweet Deal」について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
Twitterでも不動産好きな人達から絶賛の声が寄せられています。
また、Sweet Dealの原作者である滝島一統さんのYoutubeチャンネルもとても面白いので、是非チェックしてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント