漫画「メイドインアビス」はつくしあきひとさんが描く、ダークファンタジー漫画です。
今までのファンタジー漫画とは違い「一度穴に潜ったら後戻りはできない」という残酷な世界観に、読者は圧倒されました。
不思議な力を持つ遺物と、太古の原生生物が住む大穴アビスは、上を目指そうとすると上昇負荷と呼ばれる呪いにかかかってしまいます。
それは上層部では軽い吐き気から始まり、深層から登ろうとすると確実な死が待っています。
普通は、このような危ない場所に主人公リコのような少女が行けるわけがないのです。
しかし、作者であるつくしあきひとさんはあえて、腕っぷしの弱そうな女の子を主人公に抜擢しました。
それはなぜでしょう?
なぜなら作者が描いている少女は、もはや女を超えた存在であったからです。
登場する少女は作者の理想像
メイドインアビスで登場する女の子は、作者の理想像と言っても過言ではありません。
どんな困難があっても、知識豊富で、強く可愛い女の子がアビスの最下部「奈落の底」を目指します。
本記事では少女のキャラクターのみに絞って、ネタバレありでまとめました。
リコ

作者の一番理想の女性としてあげられるのは、やはり主人公のリコではないでしょうか。
例えば、リコは腕にアビスの原生生物タマウガチの毒爪を貫かれても、冷静にレグに「上層部へ逃げよう」と提案していました。
案の定、上昇してしまったリコはアビスの呪いを受け、意識は混濁し、穴という穴から血を流します。
呪いは受けないが、パニックになっているレグに対して「毒が回らないように腕を折ってから切ってくれ」と頼みます。
こんな女の子いるわけがない…。
リコはどんな危険にあっても、途中で冒険をやめるということはありません。
成れ果て村では、ナナチをベラフに盗られてしまい、自分の内臓か目か足を渡すか本気で悩んでしました。
自分自身を冒険を続けるために差し出すのを厭わず、ひたすら希望に満ちた目で、アビスの底を目指します。
このリコの人間離れした行動に、SNS上では彼女をサイコパスだという人もいます。
プルシュカ
プルシュカは、白笛ボンドルドの娘ですが、父を思うあまりその身を解体され、アビスの呪いを防ぐカートリッジと呼ばれる道具になってしまいます。
プルシュカが我が身を犠牲に、父親にその身を差し出す行為は、性的虐待を彷彿させます。
未成年への性犯罪を起こした犯人が、皆口を揃えるようにいう言葉があるそうです。
「本人が望んだから行為に及んだ」
プルシュカの行動は、正に性犯罪者の理想になってしまっていて危険です。
やはりこのような女の子がいるわけがありません。
彼女の存在は、フィクションとして割り切って視聴した方が良さそうです。
ファプタ
成れ果て村編でキーパーソンになる、村の姫ファプタは完全無欠の少女と言っても過言ではないでしょう。
作者の大好きな獣人間で、不滅の能力を持つファプタはどんなに傷ついても死ぬことはありません。
漫画でのファプタが戦うシーンは、本当に酷いものです。
可愛いふわふわのファプタが、原生生物に引き裂かれ、食べられても死ぬことはありません。
血まみれになりながら、戦い続ける姿に「もうやめてくれ…」と感じた読者も多いのではないでしょうか。
奈落の底に挑むには、やはりどんなことがあっても死ぬことはない女の子が必要なのでしょう。
有能な女の子でないとアビスで生き残ることはできません。
無能な少女はアビスの中ではいらない
以上では、メイドインアビスの女性を超えた最強キャラクターについて紹介してきました。
本章では、残念ながら亡くなってしまった女の子達についてまとめました。
なぜ、彼女達は物語の中で死ななくてはならなかったのか。
それは、作者の好みの最強の女の子ではないからです。
アビスの中で生き残る力がない女性に対しての扱いは、少し目に余るものがあります。
ミーティー
ミーティーは、ナナチとともにボンドルドの人体実験にかけられ、ナナチの呪いを肩代わりして成れ果てた女の子です。
ボンドルドが、寝ているミーティーを起こし、実験場に連れていく場面がありますが、そのときにナナチは自分も行くと話しています。
それを聞いたボンドルドは、ナナチはまだ先ですと優しく宥めました。
それはボンドルドが、ナナチが奈落文字を読むことができて、頭がキレることをわかっていたからでしょう。
しかし、ミーティーはどうしても普通の女の子で、アビスに対する憧れは強いですが、頭はそこまでよくなさそうです。
そのため、ボンドルドはナナチではなくミーティーに呪いを肩代わりさせました。
ヴエコ
成れ果て村の目の奥と呼ばれる場所にいた、ヴエロエルコ通称ヴエコもまた無能な女として描かれています。
探窟家ガンジャ隊に加わったヴエコですが、彼女の仕事は隊のみんなのお世話をすることでした。
そのため、周りのみんなからは可愛いと言われてしましたが、自信が持てずにいました。
現実でも誰とでも寝る女というのは、自分の意思を持っていないことが多いです。
ガンジャ隊の暴走を止められず、ただ目の奥で生きながらえることを選んだヴエコは、最後はファプタに見守られながら息絶えました。
理想像の危険
アビスの世界では、理想的な少女が活躍し、能力のない女は淘汰されてしまっていることがわかりました。
しかし、これは現実世界でも同じことで、強いマインドを持った人が、より輝く立場にいることは当然ですよね。
このような現実の弱肉強食を描いた、メイドインアビスの世界に好感を持てる人は多いことでしょう。
問題なのは、リコやプルシュカ、ファプタのような女性が本当にいるのではと思ってしまうことです。
現実の女性は、自分が傷付けば冒険を打ち切りますし、セクハラを受ければ訴えます。
しかし、アニメの登場人物は苦難を受け入れてしまうのです。
アニメと現実の世界をしっかり分けて考えられる大人になりたいものですね。
まとめ
メイドインアビスのヤバさについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
かわいいキャラクターも、残酷な世界観も受け入れられる、作者のつくしあきひとさんはきっと心の広い方なのでしょう。
ただし、メイドインアビスの少女達を見て、現実の少女にも同じものを求めるような人が絶対にいてはならないと感じます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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