アマプラ版【笑ゥせぇるすまん】は原作好きには不評!?漫画とドラマの違いを比べてみた!

アマプラ版【笑ゥせぇるすまん】は原作好きには不評!?漫画とドラマの違いを比べてみた! 笑ゥせぇるすまん原作比較

2025年7月18日から、アマプラで独占配信された実写版【笑ゥせぇるすまん】は、ロバート秋山さんが喪黒福造役を演じることが決まり話題になりました。

しかし、実際に視聴した人の感想を見ると「原作とは別物」だと言われる方もいて、本来の【笑ゥせぇるすまん】よりも面白くないと言われる人もいました。

本記事では、実際にアマプラ版【笑ゥせぇるすまん】を視聴した感想や原作との違いについてまとめてみました。

邦画ドラマの演技レベルは最悪なのですが、【笑ゥせぇるすまん】の役者のレベルは、ロバート秋山さんをはじめ比較的高いように感じます。

しかし、脚本については100%コントよりに構成されているので、話によってはテンポが悪く面白みを感じないかもしれません。

また全体的に女性役の言葉遣いが悪く、人柄が良く見えないのがかわいそうだと感じました。

#1 たのもしい顔

記念すべきアマプラ版【笑ゥせぇるすまん】第一話は、原作の好きなファンにも好評の「たのもしい顔」でした。

一話のお客様「頼母子(たのもし)雄介」は、黙っているだけでも人に頼られてしまうルックスの男で、山本耕史さんが演じています。

山本耕史さんは、ネトフリドラマ「地面師」では騙される役だったので、頼もしいというよりも情けない役で馴染みがあったのですが、今回は常に眉を釣り上げていて役になりきっていてよかったです。

原作では、頼母子は課長で仕事ができる男ですが、アマプラ版では主任で仕事はできないけれどいろいろ頼まれることが多い男という設定になっています。

漫画版では、頼母子は本気で自分の顔について悩み苦しんでいますが、アマプラ版ではその悩みさえも冗談のように描写されています。

コントして割り切って鑑賞するならとても楽しい作品で、ロバート秋山さんのアドリブには大爆笑させてもらいました。

ただし、頼母子によって来る女性のいやらしさは漫画の比ではなく、オチについては夫も意味がわからないと言っていました。

#2 シーソーゲーム

アマプラ版【笑ゥせぇるすまん】第二話「シーソーゲーム」は、原作にはないお話で、新しく作られた話になります。

歳の差カップルが、マスクを6時間つけあった相手から、年齢を分けてもらえるという喪黒福造マスクをもらい一悶着あるお話です。

この喪黒福造マスクなのですが、ほうれい線を譲れるそうなのですが、二人の顔がマスクをつけた後であまり変わらないので本当に譲られているのか分かりにくいのが残念でした。

年上マダムの齋藤由貴さんのほうが、綺麗になっているのはわかるのですが、千葉雄大さんのほうが老けていかないので違和感がありました。

もっと特殊メイクなどを使って、二人の年齢が変わっていくのを表現して欲しかったです。

しかし、演技のレベルは高かったですし、秋山さんのアドリブや表情がイキイキしていました。

#3 ソックリさん

第三話の「ソックリ」さんは、原作が存在しますが、令和版として大きくアップデートされています。

漫画版の主人公は、下見ケンというテレビスタッフで自分に自信のないタイプの男でしたが、アマプラ版ではイケメン俳優の本郷奏多さんが演じ見栄っ張りな三重岳(みえだけ)に変更されています。

三重岳が恋をする相手は、漫画版では霧野サツキという女優でしたが、アマプラ版では高嶺(たかね)華という分かりやすい名前の女優になっており、歌手のあのちゃんが担当しています。

秋山さんのマネキン喪黒は面白かったですし、本郷奏多さんはつい見栄を張ってしまう顔の良い男性を上手く演じてくれていました。

あのちゃんも、高嶺と造田の演じわけがきちんとできていたように見えました。

オチが漫画とは異なり、個人的にはあまり好きではありませんが、全体的に面白い作品でした。

#4 決断ステッキ

第四話の決断ステッキは、なぜ主人公を女性に変えてしまったのかわかりませんでした。

女性の場合は、何かの選択に迷ってしまってもそれなりに許してしもらえるポジションにある場合が多いので、配役によって女性に変えられたと思うと少し残念でした。

原作の主人公は、真夜井大志という麻雀好きのサラリーマンだったので、勝負に勝つために無理して借金してしまうのは理解できました。

しかし、アマプラ版の主人公大井真宵(まよい)は、ごく普通の合コン好きのOLで、借金などをするようなタイプには思えませんでした。

また、こんなにスマホが多く流通しているのに友達につられてロレックスを店舗に買いに行くのは不自然に感じてしまいました。

真宵役の黒島結菜さんも、語気を荒げる癖があるし常に気が強そうで、さらに喪黒に口答えをすることもあったので、キャラクターがぶれていると感じてしまいました。

真宵のキャラクターがとても気が強いことで、そばにいる友達がありえないくらい脅し口調で、社会人というよりヤンキーみたいで怖かったです。

怖くて乱暴だからこそ、ロレックスも脅されて購入してしまったのだと思いますが、一度社内コンプライアンスで話し合った方が良さそうです。

この作品で面白かったところは、合コンになぜか喪黒福造が混ざっていたことと、一生のうちに物事を悩む時間について分かりやすくアニメで説明してくれたことだけです。

原作の良いところを全部潰してしまったと苦笑いがとまりませんでした。

#5 夢の一発屋

第4話が酷かったので、第5話はどんな話でも良く感じるだろうと思ったのですが、第5話は夢グループに買収されたみたいなので酷いなんて出来ではありませんでした。

相応のお金を払えば、一個人を主人公にいろいろ作ってもらえるんだと知りましたが、もう少し多く支払うべきだったのか話も作りもチープでした。

こんな通販番組は見たことないですし、夢グループの社長である石田重廣さんも一生懸命台詞を読んでいるだけなので、演技する気などはありませんでした。

また、昭和の一発屋歌手について、いろいろ名前が出て来るのですが、平成生まれには本当にどうでもよかったです。

しかし、モグリズムの歌は脳裏にこびりつき、子供達の前で歌うようになりました。

話については原作は存在せず、完全に夢グループのために作られたお話で、心の声の黒澤敏雄さんも保科有里さんも夢グループのコンサートに出演されている芸能人だそうです。

#6 デトックスヒロイン

アマプラ版【笑ゥせぇるすまん】は、女性の言葉遣いの悪さが本当に気になるのですが、デトックスヒロインのセリフは特に酷くて役者さんがかわいそうだなと思いました。

「タヒってよし!」という言葉は、あくまでネット上に書く悪口であって、口に出して言う言葉ではないと感じました。

SNSで誹謗中傷コメントを書き込む女子大生が主人公で、原作漫画には無かったお話でした。

しかし、ヒロインのキャラクターは最初から最後までぶれなかったですし、ストーリーはしっかりしていたと感じました。

途中で出て来る某番組のパロディは、好きな人には楽しいかもしれません。

#7 地下アイドル

平成初期には、地下アイドルという概念は存在しませんでしたが、こちらのお話も原作にないオリジナルストーリーです。

全体的に【笑ゥせぇるすまん】の約束事である「主人公が狂っていって自滅」という流れをきっちり守っており、原作が好きな人には十分楽しめると思います。

作中に登場する「引き算の法則」は、原作に登場しそうだなと感じましたが、ビジネスで成功する秘訣だとも言われていますが、やりすぎは良くないと皆気付いていると思います。

そのため共感を呼びやすく、話に入りやすいのではと思います。

主人公は、売れない地下アイドルのプロデューサー森で、高嶋政伸が演じており、喪黒福造との出会いでどんどん狂っていく演出が面白かったです。

また、アイドルたちの世話役である横田は、ラバーガールズの大水さんで良い味を出していて良かったです。

#8 借りパクの泉

漫画【笑ゥせぇるすまん】では、気弱で自分の意見を言えない主人公が良く登場しますが、「借りパクの泉」の主人公はまた違ったタイプの人間だなと感じました。

主人公の貸作(かしづくり)は、借りられたものを付箋でメモをして、相手が自分から気付いて返してくれるのを待っているという少々捻くれた性格でした。

こちらのお話も原作にはない、令和版用に作られたオリジナルストーリーかと思います。

貸作を演じているのは、数々のドラマに出演してきた中川大志さんで、爽やかな笑顔と違和感溢れるキャラクターを上手く演じていました。

ロバート秋山さんとのやりとりもよく息が合っていて、二人が一緒に話したり、ものを貸してあげたりする場面が楽しかったです。

#9 イン主婦エンサー

9話の「イン主婦エンサー」は、原作漫画では「主婦タレント」という話を、令和版にアップデートしたお話かと思います。

特技の料理を誰かに見て欲しいと思った主婦の星夜は、喪黒から教えてもらった「インスタ喪黒」というSNSを使って承認欲求を満たすという流れになっています。

現作の「主婦タレント」では、普通の主婦が女優になり、家庭を疎かにしていくという話でしたが、実写版では全く違うオチになっていました。

SNSを活用していて、実際に会ってみたらこんなことありそうだなと思えるお話になっていました。

「インスタ喪黒」にハマってしまう主婦は、仲間由紀恵さんが演じており、まだまだ綺麗で品が良いなと感じました。

しかし、アドリブなのか分からないですが、突然怒り出したりヤンキーのような口調になってしまうところがなぜだろうなと感じました。

#10 海馬ガム

第十話の「海馬ガム」では、忘れっぽくなった俳優が喪黒からもらった「海馬ガム」を噛むことで、ドラマの長台詞を完璧に覚えることができてどんどん天狗になっていくという話です。

原作漫画には「海馬ガム」というアイテムはでてきませんが、よく似たお話で「切る」という新米床屋さんの話があります。

カミソリをどうしても使いこなせない新米床屋の風太は、喪黒からもらったタバコを吸うことで、顔剃ができるようになるという「海馬ガム」とほぼ同じのストーリーラインです。

漫画では、コマ割りや個性的なキャラクターの表情が絶妙で、とても面白い作品になっているのですが、実写版では長台詞がしつこくて退屈させられました。

主役の顔出カタル役の國村隼人さんは、他の映画に出演している時よりも良さが際立っておらず、スタッフ達の嘘くさい持ち上げ方や大ぶりな演技に好感が持てませんでした。

マネージャー役の皆川猿時さんは、宮藤官九郎さんの作品にはよく出演しているそうで、彼のキャラクターが面白かったです。

#11 ホワイト上司

11話の「ホワイト上司」は、かもめんたるの岩崎う大さんが脚本を担当されていると知って楽しみにしていましたが、期待していた割には面白くなかったです。

主役の勝地涼さんの演技も大ぶりで、セリフの息継ぎ方がおかしく、ノリも変でギャグも滑っているので好感がもてませんでした。

ストーリーは職場の後輩達に過度に気を遣う白川かぶるという男が、喪黒から紹介してもらった「ハラスメントランド」で思う存分セクハラをしてしまい一悶着おきるという話です。

ホワイト上司は、原作にはないオリジナル作品ですが、原作漫画とは全く違う流れを持った作品だなと感じました。

原作の喪黒は、職場で辛いことがあった時は、麻雀ができる施設だったり美しい女の人がいるスナックなどを紹介するのですが、もう世間的にそういう流れではないのでしょうか。

また「ハラスメントランド」の内装や受付嬢から、イメクラのような雰囲気が漂っていて、結局ストレスを解消するにはそういう施設に頼ってしまうのかと考えると嫌な気分になりました。

それだったら、スナックや日曜クラブなどで羽を伸ばしてくれたほうが、受け入れやすいと感じてしまいました。

それに、現実世界と同じような世界で擬似体験を繰り返したら、現実世界でも同じような間違いを犯してしまうのではないかという懸念がありました。

そのためオチは予想がつきやすく、ああやっぱりねという気分になりました。

#12 サブスクおじいちゃん

12話の「サブスクおじいちゃん」は、原作にも同じような作品があり、「シルバー・バンク」というお話で、どちらもおじいちゃんをレンタルするお話になります。

原作の主人公は加手井延満という名前でしたが、実写版では守という名前に変更され、濱田岳さんが演じています。

濱田岳さんは、秋山さんとも呼吸がぴったりで、気弱なくせに夫としてのプライドが高い守をしっかり演じてくれていました。

実写版では、サブスクをするおじいちゃんをオーディションで決めたり、youtubeで動画を撮ったり、オリジナル要素が現実的で令和に合致した作りになっていて良かったです。

全12話を通じて、一番みやすく面白い作品になっていて、サプライズゲストも豪華で楽しめた作品でした。

オチについては、原作よりもこっちのほうがいいんじゃないかと思うくらい、笑えて楽しい最後でした。

エンディングでは、秋山さんがスタッフ達を笑わせて和やかな雰囲気になっていたので、ぜひ最後まで見て欲しいなと思います。

さいごに

アマプラ版【笑ゥせぇるすまん】の、原作との違いや視聴した感想をまとめてみましたがいかがだったでしょうか。

原作との相違点が多く、オリジナル版も質が良いとは言えないので、コントを見るつもりで面白半分で見るのが良いと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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