【東京リベンジャーズ2】血のハロウィン編-決戦-不祥事もあったけど…面白かった!

【東京リベンジャーズ2】血のハロウィン編-決戦-不祥事もあったけど…面白かった! 東京リベンジャーズ2

2023年6月30日に、「東京リベンジャーズ2」血のハロウィン編-決戦-が公開されました。

血のハロウィン編は二部構成になっており、同年4月21日に前編である-運命-が公開されましたが、話の触り部分しか収録されず歯がゆいと感じていた視聴者も多かったことでしょう。

そのため、後編である-決戦-を皆首を長くして待っていましたが、衝撃的なニュースが報道されました。

なんと6月16日に場地圭介役の永山絢斗さんが、大麻を所持していたため逮捕されたのです。

-決戦-の公開は見送られるのでないかと危ぶまれましたが、6月19日に映画は編集改変などは行わず、通常通り公開されると発表されました。

当日少し緊張しながら映画館に足を運びましたが、平日の昼間であるにも関わらず客足は多かったことを覚えています。

そして、場地圭介役の永山絢斗さんの演技は素晴らしく、東京リベンジャーズ以上のキャストを使い迫力のあるバトルシーンを楽しむことができました。

本記事では、「東京リベンジャーズ2」-決戦-の見どころや、二部構成に分けてしまったことについての欠点をネタバレありでまとめていきます。

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場地が登場するシーン全てがカッコいい

場地役の永山絢斗さんは、映画が公開する前に違ったことで話題に上がってしまいましたが、場地としての演技は最高のものでした。

プライベートまで場地のトレードマークである、八重歯のマウスピースをはめていた永山さんですが、身も心も場地になりきってスクリーンの中で大活躍してくれました。

170センチを超える恵まれた体格で、サッカーで鍛えた足を大きく振り回して蹴りを入れる姿は、バトルシーンを大いに盛り上げてくれました。

千冬役の高杉真宙さんが、永山さんのアクションシーンを絶賛していましたが、「場地無双」とも言われる敵をバタバタと薙ぎ倒していく場面は漫画よりもいいと感じた人も多いのではないでしょうか。

今回永山さんが現実で犯してしまった罪は大きいですが、更生後はスクリーンの上で迫力ある演技をまた見せてほしいと強く願っております。

大人数を薙ぎ倒す場地の喧嘩の強さ

東京卍會創設メンバーで、特攻隊として喧嘩の腕は超一流の場地は、漫画の中ではあまりにも強すぎる為気がつくと屍が転がっているシーンが多かったです。

例えば、稀咲の傘下である参番隊メンバー50人を倒すシーンを見てみると、1ページと1コマでしか敵と戦っているシーンがないのです。

50人の敵を薙ぎ倒しているにも関わらず、たった三コマで戦闘を終わらせてしまう場地
50人の敵を薙ぎ倒しているにも関わらず、たった3コマで戦闘を終わらせてしまう場地 引用:和久井健「東京卍リベンジャーズ」講談社

1コマ目では、一度に4人の隊員が殴られていますが、絵に動きを感じないのでイマイチ迫力を感じられません。

場地の凄さをわかってもらうために、武道と千冬が「場地すごい!」と驚いていますが、その後のコマも引きのシーンで動きがなく、場地がただ飛んでいるポーズをとっているようにしか見えません。

50人もの敵を倒しているのにも関わらず、場地が戦っているコマはたったの3コマで「いくらなんでもそれは無理がある…」と思った読者も多いのではないでしょうか。

そして2ページ後には、場地は稀咲にもう追いついているのですが、それはあまりにも読者を置いてけぼりにさせすぎではと漫画を読んでいて思いました。

しかし、実写版「東京リベンジャーズ2」では、多くのキャストを使い場地のバトルシーンがたっぷり描かれています。

武器を使うことなく、フックや回し蹴りなどを駆使し、千冬や武道を軽々倒してしまう姿にはスピード感がありました。

そして、稀咲を倒しにいくシーンに関しても、何人もの隊員を投げたり蹴り飛ばしたり確実に倒していくことで、場地の強さをより強固にみせてくれました。

漫画の違和感を改変

漫画「東京卍リベンジャーズ」では、場地は一虎に脇腹を刺されてから、50人の隊員を倒して稀咲を追い詰めます。

脇腹の傷は致命傷でなかったのかなと思っていると、なんと稀咲の前でタイミングよく倒れてしまい、大量に血を吐き出してしまいます。

実写版「東京リベンジャーズ2」では、さすがにこの流れは陳腐だと思ったのか、場地が隊員を全員倒してから一虎が場地を刺す展開に変更されました。

また、漫画では一虎は携帯電話で「場地が裏切ったぞ」と半間から聞かされますが、実写版では稀咲が直接一虎に耳打ちします。

半間は、東京卍會で二番目に強いはずのドラケンを相手にしているはずなのに、よく一虎に電話する余裕があるはずはないのでこれも無理な話の流れだったと思います。

その後実写版では、怒りに任せてマイキーが一虎を殺そうとしますが、最後の力を振り絞って場地が起き上がるほうが自然な流れだったと感じます。

高杉真宙さんのリーゼントが似合いすぎている

漫画では千冬と場地の過去は、血のハロウィン抗争が終わってから語られますが、実写版では抗争が始まる前に千冬の口から語られます。

場地と出会った頃の千冬は、より不良らしい不良を目指しており、リーゼントをキメて毎日学校に通っていました。

漫画では、そんな千冬が滑稽に見えてしまいますが、高杉真宙さんのリーゼント姿があまりにも似合っていて驚きました。

20代を超えているのに、学生服を着ているとか、そういう違和感よりも「高杉真宙さんのリーゼントカッコいい!」が優ってしまい過去編もすんなり視聴することができました。

もちろん千冬と場地のやりとりも、面白く心温まる仲の良さでした。

村上虹郎さん演じる一虎の演技が良い

「東京リベンジャーズ2」-運命-で、一虎の狂気を見事に演じてくれた村上虹郎さんですが、-決戦-での演技も素晴らしかったです。

特に、場地が死んでしまった後にマイキーに縋りつき「殺してくれ!」と繰り返す声は悲しすぎて聞いていられませんでした。

出演回数は大幅に減ったものの、ここまでの一虎の存在感を強めてくれた、村上虹郎さんに感謝しております。

また、東卍創設時には、足をクロスさせてよろよろ遊んでいる姿は、本当にかわいくて守ってあげたくなりました。

8・3抗争の倍人数キャストでの乱闘

映画「東京リベンジャーズ」では、ヤンキー達が廃屋で体当たりでぶつかり合うバトルシーンが注目されましたが、「東京リベンジャーズ2」ではさらにスケールの大きい抗争を見ることができます。

前編の-運命-でも、車が高く積み上がった廃屋で、武道がマイキーを目撃しますが-決戦-ではここで大規模な喧嘩が行われます。

マイキーは、高く積み上げられた車を上り、一虎を追いかけますが地上でも何人もの隊員達が激しい殴り合いを繰り広げます。

セットが良い

先述しましたが、血のハロウィンの抗争は、漫画と同じように車が高く積み上げられた廃屋で行われました。

また、屋根から光が当たるところと、影になる部分があり演者が光に当たる部分に来ることで中心で戦っている人がわかるようになっていました。

廃屋の中での戦いは、息が詰まるほど暑苦しく、演技をするのが大変だったと言われますが、一人一人の演者が一生懸命戦っていたことが伝わってきました。

また、人が吹き飛んだところに残された空き箱などに当たり、それが派手に壊れることで喧嘩の衝撃が見る人にもわかりやすかったです。

一つ一つの小道具が細かく作られており、安っぽい印象にならずリアリティがありました。

東京卍會の黒い特攻服は、激しい戦いで徐々に汚れていき、皆がどんどん消耗していく様をあらわしていました。

個人的には、芭流覇羅(バルハラ)のユニフォームも、裏地がオレンジ色で殴れれた時に裏地がチラっと見えるのがアクセントになってよかったと感じました。

半間とドラケンのバトルシーン

漫画では、半間の動きはクネクネとしていて、何回倒しても起き上がるという戦い方ですが、実写版の半間は本当に強かったです。

そのためドラケン演じる山田裕貴さんと、半間を演じる清水尋也さんとのバトルシーンは、-決戦-では一つの見せ場になっています。

二人が真剣に殴り合い、蹴って真正面から戦い合う姿は、漫画のような特筆した描写はありませんが男らしい格好良さを感じました。

これだけ真剣に殴り合っていたら、やはり一虎に電話をしている暇はなかったことでしょう。

個性豊かな脇役

Twitter場では、灰谷兄弟を栗原類さんと豊田裕大さんが演じており、違和感がなくぴったりだと話題になりました。

二人は絞技が得意な兄弟なので、今後のバトルシーンに期待が高まります。

池袋のICBMの総長である阪泉は、漫画ではすぐ殴られて気絶しますが、実写版ではとても元気がよく声が張っていて存在感がありました。

上野を仕切る男ガリ男も、ここまで漫画とそっくりに仕上げてきてくれるのは嬉しかったです。

ちょっとした役柄の脇役でも、ヘアセットや衣装にこだわり、漫画の雰囲気を壊さずに一人一人が演じしてくれたことに感謝します。

回想が長すぎる

ここまで、「東京リベンジャーズ2」-決戦-の良い部分だけまとめてきましたが、映画が始まった時は本当に楽しめるのか不安な気持ちになったことは事実です。

なぜならば、前編の-運命-に関する回想が長く感じてしまったからです。

-運命-の冒頭には、「東京リベンジャーズ」の回想があり、随分と丁寧だなと感じましたが-決戦-でも約10分にも及ぶ回想が流れたのは予想外でした。

-決戦-の上演時間は96分でしたが、その10分の1の時間を回想に費やしてしまうのはどうなのかと感じました。

もしも「東京リベンジャーズ2」の回想を大幅にカットしたならば、前編後編に分けて放映する必要はなかったのではと思ってしまいます。

映画が良かった分、時間稼ぎのような回想に疑問を持ってしまったことは残念でした。

前田郷敦さん演じる三ツ谷の違和感

「東京リベンジャーズ」では、日本のトップを走る演者が豪華に配役されていますが、一人だけわざと目立つような役柄になってしまったことが残念でした。

三ツ谷役の前田郷敦さんは、わざわざ怪我を負ってまで、血のハロウィンの抗争に参加したのはなぜなのかなと感じます。

原作では、三ツ谷は怪我はせず、初めて抗争に参加する武道を先導してくれる役柄でしたが、それではダメだったのでしょうか。

前田さんの演技も、あまり好感が持てず残念でした(ファンの人がいたらごめんなさい)

締めの違和感

ネタバレになってしまいますが、武道は映画の最後にヒナと別れて欲しいと言って物語を終えます。

原作では、ヒナの父親に別れて欲しいと言われてそうなりますが、映画では突然別れを切り出すので不自然さを感じました。

今後続編を作る流れで、このような終わり方になってしまったのかと思いますが、聖夜決戦編はどのように構成されるのかが気になりました。

ここで武道がヒナを振ってしまったということは、聖夜決戦がカットされてしまう可能性もあるのかと考えると、残念に感じてしまいました。

さいごに

「東京リベンジャーズ2」-決戦-の良かった点と、悪かった点についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。

全体的に良かったのですが、運命編と決戦編をまとめてくれたらもっと良かったと感じます。

今後続編が作られるのかはわかりませんが、若い俳優たちの未来が明るくなれば良いなと感じます。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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