2024年10月に、Eテレで放送された【チ。-地球の運動について-】は、骨のあるストーリーと美しい星空の作画が評価され、SNSで話題になりました。
テレビ放送は2025年3月に終了しましたが、順次再放送される予定で、さらに日本科学未来館でチ。の特別展の開催が始まりました。
お台場にある日本科学未来館は、子供連れでも安心な授乳室や飲食スペースがあるので、小学生の娘、年長の息子、乳幼児がいても比較的利用がしやすい場所でした。
しかし、【チ。-地球の運動について-】は今特に脂が乗っている人気作品なので、来場まで長蛇の列ができていました。
フォトスポットなどは大変混み合うので、ゆっくり写真を撮ったりまわりたい場合は、平日に来場した方がいいかもしれません。
本記事では、【チ。特別展】の概要や見どころや、30代の夫や子供達の反応についてまとめてみました。
チ。特別展の概要
チ。特別展は、日本科学未来館で2025年3月14日から6月1日まで開催されています。
開館時間は午前10時から午後5時で、最終入場時間は16時半になり、祝日以外の火曜日が休館日になっています。
19歳以上の大人のチケット代は税込2200円、小学生以上は1500円、未就学児は500円、3歳以下は無料で入場することができます。
また、障害者手帳などを持っている場合は本人と付き添い者のチケット代が無料です。
電車で来場の場合、新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル」から徒歩5分、「テレコムセンター駅」から徒歩4分、東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩15分になります。
今回「東京テレポート駅」から、ベビーカーを押して子供三人と大人二人で歩きましたが、チューリップや桜などを見ながら楽しく歩くことができました。
日本科学未来館の場所→https://maps.app.goo.gl/QB4PnAsopTkjWQ5w6
HPはこちら→https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibitions/spexhibition/chi.html
子連れに優しい設備が充実
日本科学未来館の周辺は、あまり飲食店はありませんが、館内7階には展望レストランがあり、さらに持ち込んだ食事を自由に食べることができるスペースがあったので助かりました。
飲食スペースは1階とゴミ箱なども備え付けてあり、十分なスペースがあったので使いやすかったです。
また、土日に来館したのですが入り口にはキッチンカーが止まっていたので、そこで食事を調達することもできそうです。
さらに広い個室の授乳スペースが設置されているので、乳幼児と一緒に安心して来館することができました。
チ。特別展に来場する時は、ベビーカーは3階の「”おや?”っこ広場」に置くことができ、今回は利用しなかったのですが子供がのびのび遊べそうで良い場所だなと感じました。

チ。特別展のグッズ付き入場券について
チ。特別展のチケットは、「アソビュー」や「ファミリーマート」で購入できるのですが、通常価格に1000円上乗せすることでグッズ付き入場券も購入することができます。
最近は物価が高騰していて、グッズを買うにも1000円ではあまり多くのものを買えないので、だったら必ずもらえて思い出になるグッズ付き入場券を買うべきか考えさせられました。
夫と話し合い了承を得てグッズ付き入場券を購入し、来館の際に特典の「蓄光アクリルコースター」をもらいました。
受け取った時は、これで1000円もするの!?と少しがっかりしましたが、家に帰って光を当てて暗闇で見てみると程よい光具合に感動しました。


昔は光を吸収して、暗闇でぼんやりとひかる蓄光グッズがよく販売されていましたが、最近はめっきりみる機会も減ったのでちょっと嬉しかったです。
ただし、蓄光成分なのかアクリルのせいなのかはわかりませんが、鼻につくような独特な匂いがあります。
せっかくなので、このアクリルコースターは宝物の王様ランキングの色紙と一緒に、部屋の隅に飾っています。
地動説研究ノート
チ。特別展に入館すると、地動説研究ノートをもらうことができます。
会場内の展示物をヒントに、クイズに解答したり、実験や印刷体験をして、このノートを使うことでチ。特別展をより楽しむことができます。
英語の表記もありますので、海外からいらっしゃった方でも楽しめるノートになっています。
出口付近で、係員にこの地動説研究ノートを見せると、オリジナルステッカーをもらうことができます。

今回、子供達用の天文助手用ノートを二冊、大人用の天文学者用二冊ももらってクイズに解答していきました。
一冊係員の人に渡すのを忘れてしまったので、ラファウとオクジーとドゥラカの三枚分のステッカーをもらうことができました。

ラファウのステッカーは夫に渡し、オクジーとドゥラカのステッカーは手帳に貼ることにしました。


スケジュールをチェックするごとに、オクジーとドゥラカを確認できるので満足しています。
天文学者用
私と夫は、天文学者用の地動説研究ノートを使いながら展示を回りました。
チ。地球の運動については、漫画も読み込んでいてアニメでも視聴していたので、天文の知識はついているはずと思っていました。
しかし、いざクイズを解いてみると意外と間違っているところが多く、夫と一緒にお互い間違っている部分を答え合わせしました。
天文知識についてより深く見解を広められた展示内容でした。
天文助手用
天文助手用の地動説研究ノートは、小学2年生の娘が使って、頑張ってクイズを解こうとしていました。
全ての漢字にふりがながふってあるわけではないので、小学2年生では一人でクイズを解くことはできませんが、親の助けがあれば十分楽しめる内容でした。
今回の展示会で、娘が天文学についてより興味を持ってくれたなら嬉しいです。
展示会について
チ。特別展では、最新の研究に触れたり天文の知識についてわかりやすく解説してくれて、大人でも子供でも楽しめる内容になっていました。
漫画やアニメを見ていて、実際に火星はどんな動きをしているのかいまいち腑に落ちなかったのですが、展示会で実際に軌道をわかりやすく説明してくれていて感心させられました。
金星の満ち欠けについても、登場人物皆ものすごい驚いているけれども、実際にどのように見えるのか実験模型を使ってより具体的に理解することができました。
ちなみに金星を肉眼で捉えることは非常に難しく、望遠鏡を使わないと満ち欠けを確認することは難しいそうです。
オクジーの目の精度が良すぎて、より彼のことが好きになりました。
このように、チ。で理解しにくかった部分を、物語のキャラクターが説明してくれたり、図や模型を使って体感させてくれたのでとても面白かったです。

海外の人でも安心!英語字幕付き
チ。特別展は、元来のアニメの展示会以上に海外からの観光客を意識した展示になっていたように感じます。
先ほども少しふれましたが、入場の際に渡される地動説研究ノートには、事細かに英語字幕がついていました。
展示についても、キャラクターの名前やセリフなどについても、一つ一つ英語で翻訳されていて手間がかかってると感じました。
実際に、海外からいらっしゃっていた人も展示会でたびたび見かけたので、チ。という作品を海外にも広めたいという熱意が感じられました。
活版印刷体験
第6集からドゥラカとシュミット達が命をかけ守り抜こうとした活版印刷について、チ。特別展で詳しく知ることができます。
実際に使われていたと思われる活版を見た時は、思わず感嘆の声を夫と二人であげてしまいました。
子供達もなんだこれと興味深くみてくれました。
夫は娘に、ルネサンス三大発明は活版印刷と火薬と羅針盤なんだよと得意げに教えていました。
活版印刷体験は、自分の名前を印字できるコーナーとキャラクターの名前を印字できるコーナーがありました。
キャラクターの列の方がガラ空きだったので、子供達と一緒に鉛の判子を押して楽しみました。
エンディングムービー
チ。特別展のエンディングムービーは、チ。のベストシーンとサカナクションの「怪獣」がコラボレーションした感動的な映像体験でした。
スクリーンは幅15mもあるそうで、一面に映し出されるあの大好きなシーンが、「怪獣」の歌とともに心を揺さぶってきました。
そして、この「怪獣」のBGMは、もちろん展示会全体に聞こえてきますので、チ。の世界にずっと入り込めてよかったと感じました。
「怪獣」のBGMが聞こえてくると、一緒に歌っているお客さんもいました。
土日は混み合う!フォトスポットで20分待ち!?
来館したのが土曜日だったのですが、チ。特別展の入場まで40分待ちの長蛇の列ができていました。
なんとか子供達を奮い立たせ、話したり気を紛らわせて入場待ちしましたが、展示会の中は予想以上に人が多かったです。
特にフォトスポットにも長蛇の列ができており、アストロラーべを持って写真を撮りたかったのですが、20分も子供達が待てないと思うので諦めました。
その代わり、ラファウ君の最後の部屋で写真を撮ったり、星空を楽しんだり違うコーナーで家族で楽しみました。
特に星空の回廊は、息子が大変気に入り面白がっていました。
チ。特別展で購入したものは?
チ。特別展のグッズ売り場では、星空フェイスタオルとポストカードを購入しました。
フェイスタオルは、ふわふわの触り心地で、早速家族で手拭き用に使っています。
ポストカードも、送った相手にチ。のイラストを見せられるチャンスなので積極的に使っていこうと思います。
グッズの販売状況については、公式Xでしばしばアナウンスされているので、欲しいグッズがある場合はチェックしておいた方がよいかもしれません。
さいごに
チ。特別展の概要や見どころについてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
土日や祝日は混み合うと思いますので、公式Xなどを確認し、なるべく早く来館するよう計画をたてておいたほうがよいかもしれません。
チ。-地球の運動について-が好きな人も見たことない人でも、十分に楽しめる展示会だと思うので、時間がある場合は足を運んでみることをおすすめいたします。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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